日帰り登山へGO! > 群馬県/長野県の山 > 四阿山(鳥居峠から登る!) 地形図 1/25000菅平・四阿山
四阿山 あずまやさん 標高2354m 日本百名山 国天然記念物の的岩 | |
鳥居峠(駐車場)から山頂まで約4時間 地図リンク→ 国土地理院の地図 | |
山頂所在地 : 群馬県吾妻郡嬬恋村/長野県須坂市/小県郡真田町(現上田市) | |
東屋(屋根を葺いただけの壁のない小屋)の屋根の形に似た山容からきた山名といわれる。吾妻山、吾嬬山とも呼ばれる。コニーデ型火山(円錐形の成層火山)。北東に草津白根山、南東に浅間山が対峙する。古くから信仰の山で、山頂には2祠の境界神(東側に上州祠、西側に信州祠)が祀られ、この中央の南北方向が上信国境となっている。南側山腹に「的岩」と呼ばれる国指定天然記念物の奇岩がある。山の北方には日本の滝百選の一つ「米子瀑布」がある。上信越高原国立公園のうち。 | |
鳥居峠:群馬県嬬恋村と長野県上田市の県境にある峠。標高1362M。北の四阿山(2333m)・的岩山(1746m)と南の湯ノ丸山(2099m)・角間山(1981m)の鞍部に位置する。古くは碓日坂と呼ばれ、日本武尊がなき妻弟橘姫を追慕する「吾嬬者耶あづまはや」の伝説があり、嬬恋村の地名もこの故事にちなんだものと思われる。また、この峠越えの道は大笹・仁礼道と呼ばれ、中世以来真田氏の往来や物資輸送に用いられ交通の要衝として栄えた。現在は国道144号線が通る。 | |
・上信越自動車道上田菅平→国道144→鳥居峠(当時はここに駐車場があった) ・関越自動車道渋川伊香保→国道17→国道353→国道145→国道144→鳥居峠 (こちらのルートは時間かかる) 鳥居峠から林道を四阿山方面へ北上、約3km進んだところに🅿 駐車場協力金¥200 トイレあり グーグルマップ |
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2007年5月 牡丹華
①鳥居峠の登山口。遮断機を抜け、しばらくは非常に緩やかな坂道(林道)をただただ進んで行く。 |
※当時は鳥居峠に駐車場があったのですが、現在は、上写真の遮断機(林道入口のゲート)が5月頃~11月ころまで開いていて、林道を四阿山方面へ3kmほど進んだところに駐車場があるようです。(協力金¥200・トイレあり)
そんなわけで、山頂までの歩行時間は以前より短縮されます。3時間ほどで山頂到達か? 2017年
クリックで拡大します ↓ 登山口にある 案内図板です |
②林道の分かれ道。道標が出ています。 この地点に鳥居峠への矢印は出ていないので、しっかりと覚えておきましょう。 うっかりしていると下山時に迷います。地図は必ず持参。 |
③〔的岩/花童子の宮跡〕分岐。 広い開地となっています。 鳥居峠から約50分。林道歩きはココまで。 ココから「的岩」を通って行くコースと 「花童子の宮跡」を通って行くコース、 どちらへ行ってもその先で合流します。 両コースともココから合流地点まで だいたい同じ距離です。 行きは花童子コースで登り、 下山時に的岩コースで下りました。 |
④ 花 童 子 の 宮 跡 |
石塔が倒れていたのは雪のせいかな?この場所からは眺望が良く、東屋もあります。 標高1780m。古くは修験者(山伏)が加持祈祷を行う場所でした。 |
⑤〔花童子コース/的岩コース〕合流地点 ⑥四阿山頂が間近に見えてくる! ⑦雪で、道標も目印も見当たらず ココからの景色も良いです。 しかし、残雪も深くなってくる! 雪上に足跡も無い!慎重に 下山時はここから的岩コースを下りました ルートを見極めながら進む。 |
⑧〔根子岳・菅平/四阿山/鳥居峠〕分岐。 道なき雪上を登りつめ、やっと尾根上に出ました。 菅平方面から登ってくる人は多いようです。 足跡がイッパイあり、雪も踏み固められていました。 山頂まであと200m! |
⑨山頂までもう少し! |
⑩ ▲ 四 阿 山 山 頂 ! |
まず、信州祠のほうに到着! 祠は殆ど雪で覆われていました。 次いで奥の、上州祠の方へ。 そちらが四阿山の最高地点です。 |
信 州 祠 |
⑪山頂東側の上州祠の方へ移動。残雪で鎌尾根状態になっていました。 慎重に渡って、上州祠のほうの峰、▲四阿山の最高地点に到着!標高2354m。 四阿山の山頂標はこちら上州祠のほうに立っています。展望はどちらの側も最高! 三角点は祠の奥の尾根の先端にあるらしいのですが確認するのを忘れて下山してしまいました。 |
上 州 祠 |
⑫ 南 東 方 面 浅 間 山 ・ 田 代 湖 |
山 座 同 定 |
⑬浅間山ズームアップ! 煙も出ている! ☞前掛山の山頂部を見てみる |
⑭四阿山北西隣りの根岳子岳を望む |
⑮北東方面に草津白根山! 山座同定 |
下山は、上の写真⑤の地点まで往路を戻り、そこからは登りのときと違うルートの的岩コースで下りました。
⑯ 的 岩 国 天 然 記 念 物 |
的岩に到着!(☞地理院地図) 屏風のように連なる安山岩の岩脈。小さな万里の長城とでも言おうか!? そのメインの部分は、ポッコリと岩が外れて四角い穴が開いています。 こりゃ、不思議な岩だ!国天然記念物に指定されています。 |
⑰ 的 岩 の 上 か ら 四 阿 山 を 望 む |
的岩からは、的岩山(標高1746.5m、3等三角点あり)を経て鳥居峠まで下りるルートと、そのまま鳥居峠まで下りていくルートとがあるのですが、的岩山を経るルートのほうを見ると笹が生い繁っていて、「この中を進んでいくのやだなあ」と思ってしまい、そのまま下りてしまいました。
登山ルート 鳥居峠から登る ( 往き・4時間 : 復・2時間45分 ) |
鳥居峠 山頂まで7.4kmの地点 登山口の近くにPあります 写真①の左と真ん中 (店が3件あったが、どれも閉まっている。普段から営業しているのか分からない。山バッジも購入出来ず!公衆トイレ無し。) ↓約15分 非常に緩やかな坂道です(林道) 写真①の右 林道分岐 道標アリ 写真② ↓約35分 〔花童子の宮跡/的岩〕分岐Ⅰ(「花童子の宮跡」を通るコースと「的岩」を通るコースの分岐)ココまで林道です。 写真③ 山頂まであと4.5km ↓約50分 往きは花童子コースで登りました。道中、小祠が幾つかみられる。途中、東屋あり。 花童子の宮跡 1780m 東屋あり。景色良いです。 写真④ ↓約45分 〔花童子の宮跡/的岩〕分岐Ⅱ(花童子コース・的岩コースの合流地点) 東屋あり。景色良いです。山頂まであと2km。写真⑤ ↓約1時間30分 写真⑥⑦ 〔四阿山/根子岳・菅平方面/鳥居峠〕分岐(根子岳・菅平からのコースと合流) 山頂まであと200m! 写真⑧ ↓約5分 写真⑨ ▲四阿山頂!2354m はじめに信州祠(山頂西側)、その先に上州祠(山頂東側)がある。東西に細長い山頂です。 写真⑩⑪ ↓約5分 〔四阿山/根小岳・菅平方面/鳥居峠〕分岐 ↓約1時間 〔花童子の宮跡/的岩〕分岐Ⅱ ↓約40分 下山ルートは的岩コースで下りました。 ■的岩 屏風のように連なる岩脈。一部分に穴が開いている! 写真⑯ ↓約20分 鳥居峠へ向かって下りる 〔花童子の宮跡/的岩〕分岐Ⅰ(花童子コース・的岩コース合流) ↓約40分 鳥居峠に到着! (的岩から的岩山を経て鳥居峠に至るルートで下山しようと思ったのですが、笹が深いのでやめました。) |
ゴールデンウィーク中なので登山道は混雑すると思い、鳥居峠から登れば空いているかなと予想して行ってみた。すると予想以上に空いていて、鳥居峠の駐車場には1台も車が停まっていない(今までゴールデンウィーク中に山へ行ってPがすいていたためしがない)。百名山の一つに数えられるのに人気がないのかなと思いながら登山開始!道中、まだ鳴き方が下手なうぐいすが鳴いていました。往きは花童子コースを通って登り、「花童子の宮跡」辺りまで来ると景色が良い。浅間山も雲を被っていないし煙も良く見える。山頂に近づくにつれ(山頂まで1.5km位の辺りから)残雪が多くなってくる。しかも雪上に登山者の足跡が無い。最近雪が降り積もった様子はないし、鳥居峠から登る人は本当に少ないんだなあと思いながら、雪上の道なき道を進む。四阿山は今回が初めてだし道標も目印も見当たらないので、慎重にルートを見極めながら進み、ペースが遅くなる。後から登ってくる登山者も私の足跡を追うと思うとむやみに歩きまわれないので慎重に行く。山頂から菅平へ続く尾根が見えてくると、登山者がけっこう居るのが見えた。どうやら今日は殆どの登山者が菅平方面から登っているようです。尾根上に出れば山頂までは後200m!ここからは雪上の道もしっかり踏み固められていてラク。スグに山頂!東西に細長い山頂からは360度の眺望!良い景色!しかしもう初夏なので空が弱冠霞んでいました。しかし山頂での食事はうまい!味覚がこれほどまでに意識に左右されるのは不思議だなあと思いながら今日もインスタントラーメンとおにぎりを食す。山頂は積雪で休憩するスペースが狭められていました。下山時に寄った「的岩」はなるほど不思議な岩でした。屏風が立っているような容姿の岩脈で、ちょっと万里の長城っぽくもある。その一部分に四角い穴が開いているのも自然の面白さが感じられました。鳥居峠に無事到着してみると、他に2組の登山者が居るようです(車が他に2台停まっていた)。それにしてもゴールデンウィーク中こんなに空いている登山は初めてでした。良かった!帰りも時間をずらして温泉へ寄ったり食事をしたりしていたら、渋滞に全く遭わずすんなりと家に着いた。今日はいい日だ!
山バッジは購入できず!菅平高原の方から登れば山バッジもあったかも? 2007.5.
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