日帰り登山へGO! > 東京都・山梨県の山 > 笠取山 多摩川はここから始まる!
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笠取山 かさとりやま 標高1953m 多摩川の源頭 関東百名山 グーグル地図 国土地理院の地図 |
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駐車場から山頂まで約2時間35分 | 埼玉県秩父市(旧、大滝村)/山梨県甲州市(旧、塩山市) |
山名の由来は、山容が笠に似ているからという説、甲州と武州両国の山廻役人が山林巡回の折、ここでお互いかぶっていた笠を取り、挨拶を交わしたということから名づけられたという説などがある。山名は他に、山梨県側の南麓から見た山容から「袴越(はかまごし)山」という別称もあり、その由来は、袴につけた梯形の腰板に似た形からきているという。東西に連なる秩父山地主脈の中ほどに位置し、当山から西へ燕山、古礼山、水晶山、雁坂嶺、破風山、木賊山、甲武信岳と続き、東へは唐松尾山、竜喰山、大常木山、大洞山(飛龍山)、三ッ山、雲取山と続く。山の南面、標高1860mのところにある水干(みずひ)は大正7年(1918)当時の東京市により、多摩川源流の最初の一滴が現れる源頭として定められ、水神社が祀られた。山の南西側には小さな分水嶺があり、この峰の東側に落ちた雨は荒川を流れ、南側に落ちれば多摩川、西側に落ちると富士川となって海へ達する。秩父多摩甲斐国立公園に属す。関東百名山の一つ。 | |
新青梅街道→青梅街道(地方道5)→青梅街道(国道411・大菩薩ライン)→奥多摩湖を通り過ぎ、延々と塩山方面へ→林道一ノ瀬線に入る。(ここから道幅狭くなります)→道なりにしばらくず~っと走っていく。中島川橋を渡ってもうしばらく(約2km)進んで行くと右側に「作場平口」と書かれた道標と東京都水道局による案内図板。そのスグ先、作場平橋の手前と奥に駐車スペース。奥の駐車スペースは広め。登山道口の近くにトイレあり。駐車場(グーグル地図) |
国道411(青梅街道・大菩薩ライン)から、この地点で右折し、林道一ノ瀬線に入ります。(左へ急カーブした所の右側に林道の入口。一ノ瀬高原への案内看板が立っています。) ここから道幅狭くなるのでカーブなどでは注意。 |
2009.4.上.
① 作 場 平 口 |
〔犬切峠/一休坂分岐を経て水干5.2km/中島川口1.8km/一ノ瀬集落1.6km〕分岐。道標が立つ。 案内図あり |
②一休坂分岐
〔ヤブ沢を経て水干4.1km/一休坂(急坂)を経て水干3.6km/作場平口1.1km〕の道標が立つ。
ベンチ2つあります。
(行きは比較的緩やかな「ヤブ沢を経て水干」のルートで山頂を目指しました。沢沿いで気持ちの良い道です。)
③ヤブ沢
〔ヤブ沢峠を経て水干3.5km/巡視道/一休坂0.6km/一休坂分岐を経て作場平口1.7km〕の道標が立つ。
案内板、ベンチ1つ。
④ ヤ ブ 沢 峠 |
〔柳沢峠17km/笠取小屋を経て水干2.3km/ヤブ沢を経て作場平口2.9km・一ノ瀬集落〕の道標が立つ。 ここまで来ると、もう、沢の水音は聞こえない。 ここから道幅が広くなります。 |
⑤ 笠 取 小 屋 |
小屋の周辺は広場になっている。トイレあり。 〔雁峠分岐を経て水干1.5km・雁峠、雁坂峠方面/雲取山・一ノ瀬方面/ヤブ沢を経て作場平口3.7km・一ノ瀬集落〕道標が立つ。 笠取山々頂へは雁峠方面へ。(笠取小屋正面の広場の方へ入ると、一休坂を経て作場平口まで下りる道があります。笠取山々頂からの帰りはここから一休坂を経て下山しました。上の案内図参照。) |
👉 笠取小屋オフィシャルサイト【外部リンク】
⑥ 雁 峠 分 岐 |
〔雁峠・雁坂峠方面/分水嶺・水干・将監峠・雲取山方面/笠取小屋・作場平口方面〕の道標が立つ。 開地となっていて、見渡しが良いです。 スグ先にある小丘といった感じの峰に登る(分水嶺となっている峰)。 道標には「小さな分水嶺」と書かれています。 |
↑⑦分水嶺 富士川、多摩川、荒川の分水嶺となって います。三角柱の小さな石標の側面に、それぞれの 河川の名が刻まれています。展望も良く、富士山なども 見渡せます。 ⑧道中、目前に迫る笠取山を望む。 →→→ 山頂までスキー場のゲレンデのようになっている斜面を 一気に登ります。 写真では一見分かりづらいですが、かなりの急坂! |
⑨とりあえず、山頂!「山梨百名山」の標柱が立っているのですが、 ここは笠取山の西側の肩の部分。本当の山頂はもうちょっと東へ 行ったところにあります。しかし、こちらの方が開けていて 展望範囲が広い。下のパノラマ展望写真はこちらからのものです。 |
本当の頂は、ここから東へ、小さな峰を一つ越えた先の峰にあります。3、4分位で着きます。
笠取山 山頂部からの 展望! 写真クリックで拡大します 拡大された写真をクリックすると さらに拡大します ↓ |
→ ⑩ 笠 取 山 山 頂 ! |
▲笠取山 標高1953m こちらには「主図根」と刻まれた 三角点の様な石標があります。 木々が生い繁っていますが、 富士山方面はバッチリ見渡せます。 |
下山は笠取山の東を周って、山頂直下南側にある「水干」へ向かいました。途中、急坂箇所あり。唐松尾山への分岐(道標あり)、中島川口への分岐(「水干尾根」と書かれた道標が立つ)を経る。
⑪水干 多摩川源頭! 東京湾まで138km! と書かれている。しかし、 水は流れていなかった。 地図には水神社と 書かれている地点。 しかし、水神社発見できず! あとで調べたらこの標柱の 右上の岩上に「水神社」と 刻まれた石碑があった。 気づかなかった。残念。 ぎりぎり写真に写っていない。 |
⑫水干から先へちょっと進んだ所に「水場道」とかかれた指道標。 どんなものか見に行ってみた。谷底までジグザグに下りていくと 本当に小さな水たまりといった感じの所から、そ~っと水が 流れ出ている。一応、湧き水ですが、山の斜面から静かに 染み出ている感じ。「ふ~~ん。」といった感じで驚きは全くないが、 ここが多摩川の出発地点だ!いってらっしゃ~い! (水干から往復10分前後、200m程下にあります。)
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登山ルート (行き=約2時間35分 返り=約2時間5分)
作場平口 (この近くの作場平橋の両側に駐車スペース。犬切峠側のほうは広い。)
〔犬切峠/一休坂分岐を経て水干5.2km/中島川口1.8km/一ノ瀬集落1.6km〕分岐点
↓約25分
一休坂分岐 〔ヤブ沢を経て水干4.1km/一休坂(急坂)を経て水干3.6km/作場平口1.1km〕分岐点 ベンチ2
↓約15分
ヤブ沢 〔ヤブ沢峠を経て水干3.5km/巡視道/一休坂0.6km/一休坂分岐を経て作場平口1.7km〕分岐点 ベンチ1・案内板
↓約35分
ヤブ沢峠〔柳沢峠17km/笠取小屋を経て水干2.3km/ヤブ沢を経て作場平口2.9km・一ノ瀬集落〕分岐点
↓約20分
笠取小屋 周辺は広場となっている。トイレ・ベンチあり。一休坂の方へ少し下りた所に水場あり。
〔雁峠分岐を経て水干1.5km・雁峠、雁坂峠方面/シラベ尾根2.0km・将監峠・雲取山方面/一休坂を経て作場平口3.2km・一ノ瀬集落/ヤブ沢を経て作場平口3.7km・一ノ瀬集落〕分岐点
↓約15分
雁峠分岐 〔雁峠・雁坂峠方面/分水嶺・水干・将監峠・雲取山方面/笠取小屋・作場平口方面〕分岐点
↓約3分
分水嶺 分水嶺の石標、ベンチ、分水嶺の説明板がある。
↓約15分 笠取山に向かって分水嶺を下り、その先の小丘を一つ乗越える。
笠取山西 広い鞍部
↓約25分 急坂を一気に登る!かなりの急斜面。
笠取山の西の肩 (山梨百名山の標柱が立つ) 露岩の点在する頂。狭いけど山頂よりは広い。
↓約3分 東へ小さい峰を一つ越え、その先の小峰の頂が山頂。
▲笠取山山頂! 1953m 環境庁による山頂標と主図根点 こちらも露岩。木々が生い繁る狭い山頂。富士山方面の展望はバッチリ!
↓約25分 尾根上を東へ進む。軽くアップダウンを繰り返した後急坂下り。
〔将監峠(巻き道)・笠取小屋方面/唐松尾山を経て将監峠方面(尾根道)/笠取山山頂〕分岐点
↓約1分 笠取小屋方面へ。
水干尾根 〔水干0.3km/シラベ尾根を経て中島川口4.7km/笠取山山頂・黒エンジュ頭方面〕分岐点
↓約5分 水干方面へ。笠取山を巻くようなかたちで緩やかに道はつづく。
水干 「多摩川の源頭 東京湾まで138km」と書かれた標柱 「水神社」と刻まれた石碑は頭上の岩の上に。
ちょっと先へ進んだ所にテーブル・ベンチと「水干」の説明板。水場への道標。←往復約10分→水場 多摩川の最初の流れが見れます。
↓約30分 笠取山西、分水嶺のそばを通り、雁峠分岐を経て笠取小屋まで戻る
笠取小屋
↓約35分 笠取小屋の正面を横切り、一休坂を経て作場平まで下りるルートに入る(道標あり)。急坂下りです。
一休坂 ベンチ1
↓約10分
一休坂分岐 朝、通ってきた道と合流。 ベンチ2
↓約20分
作場平口 無事到着!
全体的に、登山道はよく整備されています。ヤブ沢を経るルートは沢沿いで清々しい。富士山の展望も良いです。
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