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筑波山麓神郡駐車場からつくば道を歩いて筑波山神社へ
つくば道は日本の道百選に選ばれています
つくば道は江戸時代寛永年間(1624-44)に、知足院中禅寺(現在の筑波山神社の地にあった)への参詣路として造られた。明治の神仏分離・廃仏毀釈により中禅寺は廃され筑波神社となり、この道は神社の参道となる。(現在、筑波山神社南西の一画にある中禅寺は、真言宗豊山派大御堂として再建されたもので、護国寺の別院となっている。)参道は県道139号・筑波山公園線ともなっており、建設省・「道の日」実行委員会による「日本の道100選」の一つにも選ばれている。 |
県道14号沿いENEOS大貫SS(ガソリンスタンド)がある交差点(信号)を東へ進む→つくばりんりんロード(歩行者・自転車専用道路)を横断→つくば道(県道139号)を横断(石造りの建物「石倉RIZ」のある十字路)→もう少し進んだところ右側に筑波山麓神郡駐車場(無料・仮設トイレあり) グーグルマップ |
①市営神郡(かんごおり)駐車場 広い無料の駐車場です。仮設トイレあり。 標高約30m |
②駐車場から、車で通ってきた道を少し戻り、 神郡上町(かんごおりかみちょう)の十字路 (石倉RIZがある十字路)を右折して つくば道(県道139号 筑波山公園線)に入る。 (角に道標あり)駐車場から約150m、筑波山神社まで2km |
石倉RIZ=昭和27年(1952)に建てられた大谷石造のお米の保管倉庫を観光施設として再利用=現在は“TSUKUBA 36 COFFEE”というコーヒースタンドを土日だけ営業しているようです。
③真正面の筑波山へ向かって、つくば道を北進。 この道は江戸時代、知足院中禅寺への参詣道。 三代将軍家光のころにできたらしい。 (日本の道100選に選ばれている) 県道139号 筑波山公園線 道幅は狭い (臼井地区) |
④六丁目の鳥居と市営筑波駐車場 無料の市営駐車場があります。 こちらの駐車場は7台停められます(トイレは無し) 神郡から1.2㎞/筑波山神社まで950m (神郡駐車場からココまで約25分) 標高約114m |
鳥居をくぐって坂道を上って行く(ここからはコンクリート道。そこそこ急坂)。
⑤つくば道の三叉路 (六丁目の鳥居から約10分) 西山通りと本通りの分岐です。どちらで進んでも先(旧筑波山郵便局の上の辺り)で合流します。 行き止まりの標識が目立って立っているのですが、これは車用の標識なので、歩きだと通れます。 六丁目の鳥居から300m/筑波山神社まで750m |
本通りで神社へ向かう(行き止まりのほう)。
つくば道の三叉路から5分ほどコンクリートの坂道を上ると石段の下に出ます。
⑥石段を上がる この石段を 少し上がったところ、 石段の中段のあたりに 古い郵便局があります。 |
⑦旧筑波山郵便局 〠 昭和十四年(1939)に建てられた瓦屋根の郵便局で、 昭和50年(1975)まで営業。 平成二十年に改修され、現在はイベント等の時だけ 公開されるらしい。 入口の屋根が少し朽ちかけている。 (現営業中の筑波山郵便局は 西山通り沿いにあります) |
〒 郵便マーク |
⑧旧郵便局からもう少しだけ石段を上がると石段の上段。 「つくば道」の石標が立っています。 ここで西山通りと合流。 スグ先に歩道橋。筑波山神社まで500m。 |
⑨県道42号 笠間つくば線に出る。 (石段下からココまで5分弱) 歩道橋を渡って車道の向こう側にあるコンクリート階段を登ります。 (このサビサビの歩道橋、そこそこ古い。三井造船って歩道橋も造ってたんだ!) |
⑩お土産屋、宿泊施設が並ぶ通りに出ました。 (歩道橋からココまで約3分) つくば道も、この出口はなんとも味気無い。この辺りの標高は約238m。 |
車 道 を 奥 へ 進 む |
⑪石段を上がって鳥居をくぐり、 その先に見える神橋の横を 通り過ぎると随身門。 |
⑫随身門 とても立派な門です。 1811(文化8)年再建のもの。 つくば市指定文化財です。 (お土産屋さんの立ち並ぶ通りから 神社拝殿まで約10分) 門をくぐった先にある石段を上がると 筑波山神社拝殿(門の奥に見えるのが拝殿です)。 |
⑬随身門の近く(参道から少し外れる)にあった宇宙の卵! これは1985年つくば万博の東ゲートにあったものらしい。 ヒビが入っている。生まれるのか!? |
神郡駐車場から筑波山神社拝殿まで約1時間でした。
ここから筑波山頂へのルートは御幸ヶ原コースで登った時のページを参照👉
筑波山神社拝殿から御幸ヶ原まで約1時間30分
御幸ヶ原から男体山頂(男体峰)まで約15分
御幸ヶ原から女体山頂(女体峰)まで約15分
筑波山男体峰(男体山)山頂から、今回のルートを俯瞰。
↓写真クリックで拡大します↓
神郡駐車場から石倉RIZ(TSUKUBA36CAFFEE)のある十字路を右折、筑波山に向かって 県道139号線つくば道を北進。筑波駐車場の横を通り、すぐ前にある六丁目の鳥居をくぐり、 つくば道の三叉路まで来たら本通りを進む。石段を登り旧筑波郵便局の前を通り歩道橋を渡り コンクリートの階段を登ると土産屋・宿泊施設の並ぶ通りに出ます(写真⑩の地点)。 神郡駐車場から筑波山神社拝殿まで約1時間! |
〠下山時、つくば道の西山通りにある筑波山郵便局で風景印を押してもらう。
はがきを買って(¥63)、風景印を押してもらいました。 局前に立つ「風景印お取り扱いしています」の看板がなかったら知らなかった。 安くてイイ記念品だ! |
神郡駐車場のある筑波山南麓側は縄文時代の遺跡があり、古墳も多数確認される。
筑波山麓。歴史は古い。
八幡塚古墳 前方後円墳。墳丘からは埴輪が出土しており、古墳時代後期のものと推定される。筑波国造だった阿閇色命(あべしこのみこと)の墓ともいわれる。道路を挟んで東側に接する八幡池からは人物埴輪頭部も出土している。現在、後円墳側の頂上に八幡社が祀られる。茨城県指定史跡。 筑波山南麓、沼田地区にあります。 グーグルマップ 当古墳の西側120mほどのところには円墳(陪塚)があります。 |
蚕影神社 (こかげじんじゃ) 蚕影山神社とも呼ばれる。「蠶影山神社」とも記される。全国にある蚕影神社の総本社であり、養蚕業者の信仰を集めた。『大日本地名辞書』に「神郡の東、子飼山(こかひやま)の中に在り、此辺を館とも字せり。子飼山は其高頂二百米突に達し、阿自久麻山といふも、此歟との説あり、筑波名跡志云、蚕養山に、蚕影明神の社あり、日本養蚕の始といふ、酒匂川(さかがわ)を渡り、右のほうに見ゆ、筑波嶺より三里麓の名所なり」とある。『万葉集』巻十四には「筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも」と詠まれる。筑波国造阿閇色命(あべしこのみこと)が筑波に養蚕技術をもたらしたと伝わり、養蚕業も古くから行われていた。また、当社には、廃社となった筑波山神社里宮「六所神社」の祭神が合祀されている。 神郡駐車場の東南東約1㎞にあります(館たて地区)。 グーグルマップ |
鬼瓦に「蚕」の文字。蚕影神社の神紋は桑の葉と思われる。 |
六所神社跡 筑波山の男女二神と摂社四座を祀る里宮があったところです。かつては筑波山神社の御座替え祭を行っていました。また、ここには坂上田村麻呂の伝説もあり、かなり古い神社だったようです。神社は明治四十三年(1910)に神郡の蚕影神社に合祀され、廃社となりました。現在、社殿は無く鳥居と石碑が立ち並び、宗教法人奣照修徳会が六所皇大神宮霊跡として管理しています。グーグルマップ (駐車場・トイレあり) |
六所の滝 六所神社跡(六所皇大神宮霊跡)からもう少し上へ上がったところに滝があります。 |
夫女ヶ石(夫女之石)ぶじょがいし 夫女之原と呼ばれる場所にある陰陽石。大きな奇岩が2つ並んで転がっています。この2つの岩が夫女ヶ石と呼ばれています。『万葉集』や『常陸国風土記』にも記される、筑波山の歌垣が行われていたであろうとされる地の一つがこの一帯です。 筑波山の南麓、標高約170mの辺りにあります。グーグルマップ 駐車場は筑波ふれあいの里の駐車場を利用。トイレあり。 【外部リンク】筑波ふれあいの里公式サイト |