日帰り登山へGO! > 群馬県 > 榛名山の一峰、二ツ岳に登る!


榛名山 はるなさん 日本二百名山 上毛三山
二ツ岳 ふたつだけ 標高1343m(雄岳) 榛名山の側火山  オンマ谷
駐車場から山頂まで約35分 群馬県渋川市伊香保町   Yahoo地図  国土地理院の地図
二重式火山である榛名山は、外輪山・中央火口丘・側火山などの幾つもの峰々で構成されており、二ツ岳はこの榛名山の側火山で、榛名山東部に位置する。二ツ岳は6世紀末に噴火し、大量の軽石を噴出。榛名山中最も新しい火山。二ツ岳の北東斜面、標高750〜850mのところに伊香保温泉があり、14世紀中頃の縁起説話集「神道集」によると、伊香保温泉は6世紀末〜7世紀初めに起きた二ツ岳噴火の名残と伝える。
関越自動車道渋川伊香保→国道17を経て地方道33に入る伊香保温泉を過ぎた辺りからカーブの連続する道となります→ヤセオネ峠に出たら左折。ここから狭い車道となります(林道五林班線)。少し上がった後は、道の終点にあるオンマ谷駐車場まで下り。(駐車場は車5台分くらい。トイレはオンマ谷の方へ少し入ったところにあります。)


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2009.12.上.


@右側に東屋が見えてきたら、もうすぐ林道の終点。
そこにオンマ谷駐車場(車5台分位の駐車スペース)があり、登山口もここにあります。
〔雄岳・雌岳/オンマ谷・つつじが丘・むし湯跡/榛名湖〕分岐点
A
駐車場にある
案内図板より


写真を
クリックすると
拡大します。
A
駐車場から、道標の指し示す「雄岳・雌岳」のほうへ進みます。
(群馬テレビ二ツ岳送信所への看板があるほう)

登山道に入るとすぐに、自然の石を組んだ石段の登りとなります。
登山道は樹林の中を通り、多数の露岩が見られます。
展望は得られませんが、なんとなく良い感じの道でした。
(二ツ岳の山行中、展望が開けるのは各山頂のみ)
B



ここに二ツ岳の雄岳と雌岳の分岐があります。  〔雄岳/雌岳/伊香保/オンマ谷〕分岐点
まず、雄岳へ向かい、その後ここまで戻り、雌岳へ向かいました。

C雄岳山上部には各放送局の中継局・
送信所があります。

D「GTV、NHK放送大学学園FMG」と書かれた建物の手前を
右にちょっと登ると雄岳の山頂です。
E









露岩の山頂で、狭い。
山頂標と石祠、石灯籠があります。
木々が生い立ち、展望範囲は限られますがけっこう良い眺め。
二ツ岳
雄岳

山頂からの展望!
南西方面から北西方面の景色。榛名山の各峰々を見渡せます!

写真をクリックすると拡大します。拡大した写真をクリックするとさらに拡大!



雄岳山上部は、さらに南北2つの峰に分かれています。山頂標のある、上の写真Eの峰は雄岳の南峰です。
北峰は断崖となっていて危険なので立ち入り禁止となっています。

山頂で景色を堪能した後は、一旦、八合目まで往路を戻り、そこから今度は雌岳へ向かいました。

F
八合目の分岐からは、道標の指す「雌岳・伊香保」方面へ下って行きます。途中から、自然の石を組んだ石段となりますが、けっこう急な下りとなります。

木々の隙間からは、これから登る雌岳が垣間見えました。
G
雄岳と雌岳の鞍部。

〔雌岳・つつじが丘・オンマ谷/伊香保・管理棟/雄岳山頂・オンマ谷駐車場〕分岐点

以前はここに非難小屋があったようです。

H非難小屋の手前に雌岳への最後の分岐。
ここから山上部まで、しばらく木の階段の登りです。
山上部に出るとこんもりと広い感じになります。
道は若干分かりにくくなりますが
(落ち葉で道が隠れていたためか?)、しばらく進むと
木々の隙間から石祠が見えてきて
山頂に辿り着きます。
(よく確認しながら登らないと、
下山時に下りる方向を見失ってしまうので注意。)

I二ツ岳雌岳山頂! 標高1306m
山頂標と石祠があります。
木々が生い茂っていますが、
赤城山方面は開けていて
広く見渡せます。
(山頂標と石祠のあるこの場所は、確か
山頂部の北側に位置していたと思います)
二ツ岳
雄岳

山頂からの展望!

写真をクリックすると拡大します。拡大した写真をクリックするとさらに拡大!



雌岳から下山。上の写真Hの分岐まで往路を戻ります。(山頂から木の階段のところまで道が若干分かりにくいので、登りの時には、よく確認しながら登りましょう。)

J
オンマ谷への分岐まで木の階段を
下りてきたら左折。
道標の指す「オンマ谷」方面へ進み
ます。すぐの所に、小さな東屋ふうの
簡易な作りの避難小屋があり、ここ
を通り過ぎるとやがて左側に屏風岩
が見えてきます(「屏風岩」と書かれ
た標柱が立っています)。

避難小屋から屏風岩の少し先の辺りまでは、山の斜面をほぼ平行に移動する感じの道です。
屏風岩を過ぎると、やがて大小の岩がごろごろとした中の下り道となり、そこを過ぎると今度は山の斜面を
ジグザグに下りる道となり、分岐に出ます。この辺り、なかなかイイ雰囲気の道でした。 

K〔つつじが丘・管理棟/オンマ谷・
ヤセオネ峠/雄岳・雌岳〕分岐点
案内図板アリ。
ここもオンマ谷方面へ進む。

L分岐から自然の石を組んだ石段を下りて行くと、やがて
ほぼ平坦な道に出、この辺りからオンマ谷になります。
二ツ岳と相馬山の間にある、おおよそ東西に長い谷底で、
爆裂火口であるらしい。道中、進行方向の左側に見える
相馬山の断崖は、火口壁ということです。
M
途中、大きな岩がごろごろと
多数ある中を通り抜けます。
この辺りは若干起伏があり、
ちょっと富士山の樹海っぽい
ところで、マイナスイオンが
いっぱい出ている感じの場所
でした。ここを過ぎると
マユミの原という場所で、
再び平坦な道になります。

マユミの原にテーブル・ベンチあり





N






マユミの原を過ぎると、緩やかな登りとなり、やがてオンマ谷風穴に出ます。
岩の間の隙間から、年間気温の変わらない風が吹き出していて、夏には冷気が
霧のようになびくこともあり、この標高では見られない高山植物も見られると
看板に書かれていました。確かに、オンマ谷一帯は夏でも涼しいのではないかと
思われる場所でした。オンマ谷風穴にテーブル・ベンチあり。
ここまで来ると、駐車場まで僅かです。この辺りにトイレもあります。

登山ルート
駐車場→二ツ岳雄岳=約35分  雄岳→雌岳=約25分  雌岳→オンマ谷→駐車場=約1時間5分

駐車場 登山口  〔雄岳・雌岳/オンマ谷・つつじが丘・むし湯跡/榛名湖〕分岐点
↓約25分 道標の指す「雄岳・雌岳」方面へ。
八合目 〔雄岳/雌岳・伊香保/オンマ谷〕分岐点
↓約10分
中継所
↓約1,2分
二ツ岳雄岳山頂!
↓約05分 往路を戻る
八合目 〔雄岳/雌岳・伊香保/オンマ谷〕分岐点
↓約05分 道標の指す「雄岳・雌岳」方面へ。
雄岳と雌岳の鞍部 〔雌岳・つつじが丘・オンマ谷/伊香保・管理棟/雄岳山頂・オンマ谷駐車場〕分岐点
↓約1,2分
〔オンマ谷・つつじが丘/雌岳/雄岳・伊香保〕分岐点
↓約15分 雌岳へ向かって木の階段を登る。
二ツ岳雌岳山頂!
↓約10分 往路を戻る
〔オンマ谷・つつじが丘/雌岳/雄岳・伊香保〕分岐点
↓約15分 オンマ谷方面へ進むとすぐに避難小屋がある。屏風岩の少し先までトラヴァース。そこから次の分岐点まで下り。
〔つつじが丘・管理棟/オンマ谷・ヤセオネ峠/雄岳・雌岳〕分岐点
↓約15分 オンマ谷方面へしばらく下るとオンマ谷に下り立ち、そこからしばらく平坦な道のり。
オンマ谷の説明看板がある場所
↓約15分 大きな岩がいっぱい転がる中を進む。少々起伏があります。マイナスイオンがたくさん出ていそうな雰囲気の中を通過。
マユミの原 ちょっとした広場になっていてテーブル・ベンチがあります。この辺りまで来るとごろごろとした岩はなくなる。
↓約10分 しばらく進むと緩やかな登り道となり、オンマ谷風穴に到着。ここまで来れば、駐車場はもうスグ。
駐車場

オンマ谷はなんとなく良い感じのする場所でした。蛇ヶ岳に寄った際は、オンマ谷を通過するのをお奨め!今回は寄らなかったのですが榛名山南側中腹にある榛名神社も、マイナスイオンがいっぱい出ていそうな雰囲気の場所です。  2009.12.

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榛名山の最高峰、掃部ヶ岳  榛名山の中央火口丘、榛名富士蛇ヶ岳

榛名山の側火山、相馬山

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