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大山房の大山 ふさのおおやま標高193.3m 1等三角点  山中に旧日本軍の戦跡
駐車場から山頂まで約35分 千葉県館山市  地図リンク  国土地理院の地図
南房総の西端に位置する。房の大山(ふさのおおやま)、坂田の大山(ばんだのおおやま)とも呼ばれ、山中には弾薬庫や戦車橋、兵舎跡、砲台跡など太平洋戦争時に軍が使用した遺跡が多数残っている。山頂からは太平洋を一望でき、天気に恵まれれば、 伊豆諸島・富士山・丹沢山塊・三浦半島も見渡せる。
館山自動車道-富津館山道路富浦→国道127→[文化ホール前]信号(国道128との交差点)右折→[北条]信号左折→潮止橋を渡ってそのまま直進し県道257へ→坂田バス停(JRバス関東)のすぐ先の道を海側のほうへ右折するとすぐ右にW.C.、駐車スペース。グーグルマップ 駐車禁止になってしまったようです。2019年頃からか?・・・駐車するところが無い!→2kmほど離れた洲崎灯台付近に有料駐車場あり(¥500/1日)。⇒グーグルマップ
参考として:洲崎灯台(すのさきとうだい)ちば観光ナビ(公益社団法人 千葉県観光物産協会のホームページ)外部リンク

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2009.2.


①館山市街から州崎へ向かって県道257を進んで行くとやがて海側に
 坂田バス停が見えてきます。そのすぐ先、
 「やまと丸観光定置網入口」看板の立っている所を海側に右折すると、
 右にW.C.、Pスペース。
      (赤色矢印は車。水色矢印は徒歩。)






   ②                 ③
②Pから県道257を横切ってコンクリートの道を進んで行く。かるく坂道を上がった所のY字路を左のほうへ行くとすぐに民宿「庄次郎」が見えます。民宿「庄次郎」前の白壁の所から左へ入り、真っ直ぐ登山道を進む。

③細くて人の背丈の倍以上はある細い竹の密集する中へ入っていきます。


竹藪を抜けると今度は樹林帯の中の急登。この辺りはドングリがたくさん落ちていました。
急坂の登山道を一気に登りゆるやかな小峰をひと越えして、最後の急坂を登りきると大山頂上!
駐車場からここまでわずか35分。  (登山道は土で、雨後などは非常に滑りやすいので注意)
大山頂上! 標高193.3m 小広い山頂には「房の大山」と記された山頂標と
           1等三角点(基準点名:房大山)
  山頂部には大きな窪みがあり、それは、かつてあった見晴台の跡らしい。
   ⑤山頂からの展望。  南西方面に大島が薄っすらと見えました。

⑥山頂からの展望。  北西方面に丹沢山塊が薄っすらと見えました。

⑦館山湾内には軍艦が停泊しているのが見えました。

下山は往路とは違う、もう一つの坂田までの登山道で下りることにしました。
山頂部、登ってきた方と反対方向の、木が生い茂っているほうに廃屋があり、そこに〔根元西バス停/坂田バス停〕の分岐があります。
そこを坂田バス停のほうへ下りていく。
こちらのルート中には太平洋戦時中の遺物が多数、野晒し状態で自然に紛れてひっそりと残っている。

⑧山頂から麓近くまで下りてくるとコンクリートの橋に出合う。
 少し、違和感。こんな山中に立派な橋が。
 戦時中の遺跡らしい。
 戦車も通れるように造られた頑丈な橋なのだそうです。
 溝の石組なども非常にきっちりと丁寧に組まれている。





さらに下りていくと今度はレンガのトンネルがあった。
後で調べると、弾薬庫ということだ。
このトンネルの中ほどに部屋が一つあった。
トンネルの向こう側はこれといったものは無い。





中は真っ暗で何も見えず、フラッシュであてずっぽうにシャッターを押したらこんな感じで撮れていた。
奥は土砂が流れ込んでいるようだ。




コンクリート製で大きめな円形の台。砲台跡らしい。
どんな大砲が備え付けられていたのだろうか?
細く背の高い竹藪の中に埋もれていました。
とりあえず砲台部分は、無造作ですが刈り払われています。

    ⑫               ⑬

⑫麓に出る。この後は車道を下りて行きます。

⑬ 県道257に出た所に旧日本軍の門柱があります。門を出たら右進む。駐車場までそんなに離れていません。


登山ルート (行き=35分 帰り=33分)

駐車スペース すぐそばにW.C.あり
↓約5分 駐車スペースから県道257を渡って道標に従い進む。
民宿庄次郎
↓約30分 民宿「庄次郎」の前を左へ入る。細く背の高い竹藪の中へ。竹藪を抜けると急坂。ゆるい小峰を一つ越え、さらに進んで行くと山頂。
大山山頂! 193.6m  1等三角点  小広い山頂  天気に恵まれれば好展望間違いないと思います。
↓約30分 行きと違うルートで坂田方面へ下る。こちらのルートは麓近くまで下りた所に、旧日本軍の遺跡が多数残る。
県道257に出る
↓約3分
駐車スペース


晴れ渡った時のこの山からの景色を見てみたくて、前回に引き続きまたまた再訪!しかし、今回もすっきりとしない視界。前回見えなかった、大島・丹沢山塊はかろうじて見えたのですが富士山が見えなかった。朝一に登ったのですが、下山後、段々晴れてきたのがくやしい。しかし、このあと前回登れなかった城山へ行ったのですが、そちらでは青々とした太平洋が見渡せ良かった。(写真④⑤⑥⑦だけ更新&追加しました。2009.3.上.

日帰り登山トップ     城山はこの下     帰りの温泉不老山薬師温泉

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城山 じょうやま 標高144m 白浜城跡 ♪海は広いな大きいな♫
駐車場から山頂まで約30分 千葉県南房総市(旧、白浜町)   地図リンク  国土地理院の地図
安房里見氏の祖とされる義実が築いた白浜城があったと伝えられる。山頂の展望台からは野島崎を一望でき、視界の利く日には太平洋上に浮かぶ伊豆諸島を望める。
[余談]元禄16年(1703)の元禄地震が起きるまでは、野島崎は沖合いの小島だったらしい。震源地は、ここ、野島崎と推定され、この時に海底が隆起し、陸とつながったそうです。大正12年(1923)の関東大震災時にも、隆起したといいます。
館山自動車道-富津館山道路富浦→国道127→国道140→地方道86→国道410→野島崎灯台の方へ→野島崎灯台を右手に見ながらそのまま通過、もう少し走っていくと右側(海側)に磯笛公園P(広い。トイレあり。)⇒グーグル地図

2009.3.上.






② 「ひものセンター」横の通りへ

②磯笛公園の駐車場に車を停めそこから野島崎公園方面へ少し進み、「ひものセンター」横の通りに入り北へ進む。



③「ひものセンター」の横の通りを北へ進むと、T字路に突き当たります。
ちょうど右側に「南国ホテル」があるこのT字路を左折し、そしてすぐ右折(道を渡った向こう側の大平商店の横の通りへ入る)。
この通りへ入る所に「町指定文化財 賓頭盧尊者坐像びんずるそんしゃざぞう入口」「町指定文化財 弘法大師の芋井戸 入口」と記された道標が立っています。この通りを北へ進んで行く。
(しばらく進むと道中に、展望台への道標や、芋井戸、太子堂への道標が立っていますが、ここは道標の指し示す方向へは従わず、ず~っと道なりに山に向かって進み、山麓の、道の突き当たる所まで進みます)

④山麓の、道の突き当たりに来たら左折し西へ。
 少し先の右側に青根原神社があります。
 神社を参詣したら道路に戻って道を再び西へ進む。
 (神社前に道標アリ。ここからは、また、道標に従って
  進みます。芋井戸、青木観音堂、展望台方面へと進む。)







⑤青根原神社から
青木観音堂へ向かう途中の右に
細い脇道があり、ちょっと奥へ
入ると弘法大師芋井戸
あります。すぐの所にあるので、
ちらっと見に行く。
こじんまりとした池という感じ
でした。昔はきれいな水が
流れ込む溜池として、飲料にも
利用されていたようです。
現在は錦鯉が泳いでいました。
芋井戸を鑑賞したら、
もとの道に戻り、さらに西へと
道を進む。
道標の「青木観音堂」方面へ
向かいます。

⑥芋井戸から道標に従い
 青木観音堂のほうへ進むと、またまた
 T字路に突き当たり、そこを右へ進むと
 すぐに青木観音堂
 青根原神社から芋井戸を廻ってきても
 5分弱で到着します。
 お堂は扉が閉まっていて、たぶん中に
 いるであろう観音様は見ることが
 出来ませんでした。
 とりあえずお参りしたら、
 ここから、いよいよ、山の中へと
 入っていきます。
 「白浜町城山巡視道入口」という看板が
 立っています。
 登山道はよく整備されています。

⑦青木観音堂から15分ほどで山頂。    ⑧城山山頂!

城山 標高144m  白浜城跡  第1展望台(鉄パイプ製の簡素な展望台が設置されています) 石祠がある。



⑨山頂から房総半島最南端の野島崎を望む!
   ここから南へ真っすぐ進めば、ニューギニア・オーストラリアだ!
     東に真っすぐ進めばアメリカのロサンゼルスだ!
(ニューギニアまで約4100㎞、オーストラリアまで約5000㎞、ロサンゼルスまで約8800㎞)

次ぎは、第2展望台へ移動
第2展望台のほうは標高が弱冠低くなりますが、しっかりとした作りの展望台で展望範囲も多少広くなります。
第1展望台から第2展望台まで約5分。
木々が生い茂る中の尾根道ですが、その木々の隙間から海がちらちらと見え、なかなか気持ちの良い道です。


第2展望台
野島崎
俯瞰


写真クリックで拡大します
拡大された写真をクリックすると
さらに拡大します


⑪第2展望台からは、      ⑫麓まで下りてきた。
  西へ下りる。

⑪第2展望台からは、西へ下っていきます。こちらの道はしっかりとした木道が敷かれている。途中、崖の間をすり抜け、一気に城山西麓へと下りていきます。

⑫ 麓まで下りたら道なりに海のほうへ。野島崎灯台が見えるのでそれを目指して車道を南へ。


花畑の中を通る車道を野島崎灯台のほうへ向かって南下。15分程で野島崎灯台前の広場=お土産屋が並ぶ通り=国道410号(房総フラワーライン)に出ます。
あとは、この海沿いを走る国道410号線の歩道を東に向かって歩いていけば10分程で笛吹公園に到着!
時間があれば野島崎灯台&その周辺の磯などを散策するのも楽しい。
野島崎灯台は「日本の灯台50選」(海上保安庁・社団法人燈光会)の一つに選ばれている。

参考として : 野島崎灯台 ¥200 9時~16時ごろ  /  海洋美術館 ¥500 9時~17時 休み木曜

登山ルート (行き=約30分 帰り=40分)

磯笛公園 P 広い。トイレあり
5分
南国ホテル横 T字路に突き当たる
10分
青根原神社
3分
青木観音堂 横に「白浜町城山巡視道入口」看板 (城山東麓から登る場合はここが登山口となります) 写真⑧
15分
城山山頂! 144m (白浜城跡 第1展望台
5分 西へ向かう。
白浜城跡第2展望台
10分 西へ木道を下りる。
城山の西麓に下りた所 (城山西麓から登る場合はこちらが登山口となります) 写真⑫
15分 野島崎灯台のほうへ南下。車道を行く。
国道410(野島崎灯台前の広場) 時間があればここで野島崎灯台や、この周辺の磯などを散策するのも良いと思います。
10分 国道410の歩道歩き。東へ。
磯笛公園 P


南房総の山は暑い季節が来る前に!もしくは暑い季節が過ぎたあとに!(だって暑いし、海水浴シーズンは道が混む・・・。)   2009.3.


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野島崎の厳島神社の狛犬

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