こまいぬ 狛犬 komainu
千葉県(上総かずさ・下総しもうさ・安房あわ)の狛犬
上から順に、 1.新勝寺 2.?神社 3.高宕観音 4.莫越山神社 5.高塚不動尊奥の院
6.青根原神社 7.不老山能忍寺薬師堂厳島神社 8.厳島神社 9.生実神社
成田山 新勝寺 | |||
→ 文 化 十 一 年 → 年 代 不 詳 → 年 代 不 詳 → 嘉 永 三 年 |
← 明 治 三 十 七 年 ← 文 政 十 年 ← 正 徳 元 年 ← 寛 政 十 年 |
石 工 大 和 屋 次 郎 兵 衛 |
→ 寛 政 十 年 |
成田山新勝寺はお寺ですが、狛犬がいっぱい居ます! 重要文化財の建造物も数多い。 成田山新勝寺ホームページ 今年(2008年・平成20年)は成田山開基1070年らしいです。 平成20年4月28日(月)~5月28日(水)の期間は成田山開基1070年祭記念大開帳奉修 (狛犬の製作年は狛犬の台座に刻まれていたものを記載しています。) |
鹿 野 山 神 野 寺 |
清澄山・鋸山と並ぶ、房総の名山といわれる鹿野山かのうざん(マザー牧場のある山です)。その鹿野山の山頂部にある神野寺の狛犬。 神野寺表門は国指定重要文化財、神野寺本堂一棟は千葉県指定有形文化財。 寛保元年 鹿野山神野寺公式サイト |
〃 | 寛政十二年、大正十一年と2つの年代が刻まれている。 石工も2名の名が離れた場所に刻まれている。 寛政十二年のほうの石工は重田三次郎、大正十一年の刻字とはだいぶ離れたところにもう1人の石工、櫻井村 大野吉五郎。 |
〃 | 神野寺の奥の院(飯縄宮殿)前の狛犬。 こちらのお堂には白狐に乗った烏天狗が祀られているそうです。(年に一度、10月9日開扉) |
白 鳥 神 社 |
大正九年十一月吉日 石工 板倉榮𠮷 グーグルマップ |
? 神 社 |
うっかりしていた! 友達と鋸山へ行った時、国道127号を走っていたらチラッと見えたので、友達を車に待たせて急いで見に行ったので神社の名前を確認するのを忘れしまった。後で地図を見てみたけど神社が載っていない。 確か、鋸山ロープウェイ近くにある小さな神社です。 陶器製。表情が細かくてなかなか良いです。 所々ひびが入ったり、壊れてしまっているのが残念 安政四年(1857年)奉納 |
平 群 天 神 社 |
伊予ヶ岳の登山口となっている平群天神社の狛犬。 伊予ヶ岳のページ 弘化二年(1845年) |
高 宕 観 音 |
高宕山の中腹にある高宕観音への参道に仁王像と共に居ます。 狛犬は顔が削られてしまっています。 昔々(江戸時代くらいだったかな?)、有名な人の墓石を削って、その石のかけらをお守りにする というのが特定の人たちの間ではやったらしいのですが、その類でしょうか? 製作年は元治元年(1864年)で、この年は京都で池田屋事件などがあった幕末の混乱期。 |
莫 越 山 神 社 |
グーグルマップ |
高 塚 不 動 尊 奥 の 院 |
舌を出している狛犬は珍しい。 高塚山の山頂に居る狛犬です。 明治二十二年奉納 |
青 根 原 神 社 |
房総半島最南端の城山の麓にある神社に居ます。 なかなか愛嬌ある顔です。 城山のページ |
不 老 山 能 忍 寺 薬 師 堂 |
トラだ! 珍しいな。いい顔してます。 南房総、館山市の安房自然村内にある能忍寺。 太平洋の望める小山の上に居ます。能忍寺ホームページ |
野 島 崎 厳 島 神 社 |
怖 コケの付き具合が怖ろしさを増幅させています。 房総半島の最南端、野島崎の厳島神社の狛犬です。グーグルマップ 関東最南端(伊豆諸島・小笠原諸島は除く)の狛犬でもあります。 この他に、もう一組の狛犬が居たのですが、普通の狛犬だったので写真は省略。 おもしろいものもありました。一番下↓の番外編参照。 |
玉 前 神 社 |
上総国一之宮の神社。玉依姫を祀る。 なんと!この神社は出雲大社から東へ富士山を通過するレイライン上に位置する!富士山と玉前神社の間には、相模国一之宮の寒川神社もあります。 ここの狛犬はけっこうカッコイイ。玉前神社ホームページ 昭和十三年奉納 ☞このレイライン上にある七面山・富士山 |
大 聖 寺 不 動 堂 |
いすみ市大原の大聖寺不動堂(波切不動)の狛犬。 不動堂は室町期建立と推定され、国指定重要文化財になっている。 昭和十三年六月吉日 グーグルマップ |
生 実 神 社 |
千葉県中央区生実にある神社。 子を抱いた形なのですが、親共々体が溶けてしまった様な状態。 よく見ると尻尾が長いのできつねかもしれない。 古そうだが奉納された年代は不詳です。 グーグルマップ |
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番外編
大砲のようなかたちで置かれていました。木製で大きい。 「やさしくなでてください 元気の泉 子宝 金運 縁結び 幸せ に恵まれます」との説明書き。 ときどきこのようなちんちんのオブジェが神社に奉納されているのを見かけます。神社ならではのものと思います。 いくら、「これは縁起物です。」と叫んでも、公園や駅前などには、まず、100%置かせてもらえない。まして、自宅の玄関や床の間に飾っている人もいないだろう。たぶん。神社にだけ許されるオブジェ。日本の風俗っておもしろいなあ。 (野島崎の厳島神社境内の祠) |