日帰り登山へGO! > 茨城県中部の山 > 加波山(関東百名山)

加波山南西側の林道丸山線沿い駐車場(加波山と丸山の鞍部)から登る


加波山 かばさん 標高708.8m 3等三角点 地図リンク 地理院地図
駐車場から頂上まで約30分 茨城県新治郡八郷町石岡市/真壁郡真壁町桜川市
筑波山地北部に位置する。南に丸山・足尾山、北に燕山が連なる。古くは蒲山、樺山、加葉山などとも書かれ、神庭(かんば)が訛った山名といわれる。信仰の山として古くから知られ、また、天狗の山としても知られる。山頂に加波山三枝祇(さえなづみ)神社本宮が鎮座、山頂北側へ少し下った山上部に加波山神社(中宮)、たばこ神社、加波山三枝祇神社親宮が鎮座する。明治の神仏分離以前、加波山神社は本宮・中宮・親宮(新宮)の3社に分かれていて、それぞれを別当3寺院が管理し、加波山大権現とも呼ばれ、加波山は神仏混淆の修験霊場であった。現在の加波山信仰の神社は加波山神社(加波山中宮:加波山東麓の石岡市大塚に里宮。のち、西側の桜川市真壁にも新たに里宮を建立)と加波山三枝祇神社(加波山本宮と親宮を合祀:加波山西麓、桜川真壁に里宮)の2社。加波山は主に花崗岩から成り、山頂・山中には奇岩・巨石が多数点在。当山の採石場から切り出された御影石は高級石材として知られる(真壁御影・やさとみかげ)。また、明治17年(1884)自由民権運動の最中に起こった加波山事件の舞台ともなっており、「自由之魁」などの幟旗を立てた旗立石が今も山中に残る。南に連なる丸山との間(丸山の北側斜面)に風力発電所の大きな風車が2基あり、遠くから筑波山塊中の加波山を見つける際、良い目印となっている。加波山は関東百名山の一つ。
常磐自動車道谷田部地方道19国道408地方道14-地方道41地方道上曽峠付近左折、林道 北筑波稜線に入り、しばらくこの林道を進む(幅員4mの狭い道です)途中、ハンググライダーの離陸場(展望が開ける地点)通過さらに林道を北へ進み、一本杉峠に来たら林道丸山線に入る(上へ上がる道)もうしばらく進むと右手に風車、左手に石のオブジェが見えてくる。そこに🅿スペース 地図リンク グーグル地図ストリートビュー 林道は道幅狭いので注意!
 または、常磐自動車道千代田石岡国道国道355地方道上曽峠付近右折して林道 北筑波稜線に入る(以下、上に同じ)

2006.2. / 2024.2. 

加波山南西側の林道丸山線沿い駐車場(加波山と丸山の鞍部)から登る


①石のオブジェと
石碑のある所に
🅿スペース
(車5台位停められる)
加波山と丸山の鞍部
標高約535m

②車道を挟んで
反対側に風力発電の
風車があります
(目印になります)
ウィンド・パワーつくば
風力発電所

③車を停めた場所の脇に
登山道入り口
(関東ふれあいの道)
(道標あり)
暫く急な階段を登る

加波山西麓、一合目から登る場合はこちら👉

④山上部に上がる手前の小広場。殉職の碑が立っている。
1962(昭和37)年9月20日20時頃、航空自衛隊の単発練習機T-6型107号機が加波山山頂付近の松林に墜落。2名の自衛隊のかたが亡くなられた。
この辺りがその現場なのか?合掌。
墜落したT-6練習機のプロペラが、加波山北側山腹の加波山神社拝殿前の辺りにあります。
旗立石
加波山事件の際、ここに
自由之魁圧制政府顚覆などの幟旗を立てたと伝わる。

⑥でっかくて丸っこい巨石。
これは岩の角を削って
人為的に丸みをつけたものか?
(点在する他の岩は角ばっている)

⑦丁目石。
加波山一丁目
スグ先に神社

⑧「正一位本宮
加波山大神社」
と書いてあるが、
加波山三枝祇神社
(さえなずみじんじゃ)
本宮拝殿です。
狛犬がいます。

⑨標高約700mにある
加波山三枝祇神社
本宮拝殿を参拝して、
さらに上へ。
北へ3分ほど登った
ところが山頂です。
(山頂にも神社あり)

加波山山頂!
南北に細長い山頂の北側に
加波山大神社があります。
周囲はヒノキが林立。
ブナやアカガシの木も立つ。
眺望は無い。

⑪山頂にある神社の
扁額も「正一位本宮
加波山大神社」と
書いてある。が、
こちらは
加波山三枝祇神社
本宮本殿

(加波山三枝祇神社本宮と加波山神社は同じ神社と思いがちですが、別の神社です)


⑫神社の石段を上がって
参拝。裏へ回ると
四角い大きな岩がある。
加波山の最高点。
標高は711mくらいか?

⑬神社の石段を下りた右側に、 3等三角点(点名:加波
標高708.8m

⑭樹間の山頂には所狭しと巨石が点在。山伏修験の霊場の雰囲気が漂う。
⑮山頂部西側の少し下にも巨石。
三尊石と名付けられている。

でっかい!

加波山三枝祇神社本宮公式ホームページ

加波山の神社はややこしい。

加波山神社(石岡市観光協会公式ホームページ)

⑯かろうじて景色を楽しめる場所は、🅿からの登山道階段を登りきる少し手前の岩の上から筑波山方面が望める。(岩の上は注意しないと大変危険!)

2024年2月、18年ぶりに来てみたら、この場所、けっこう木が成長していて、筑波山は木々の枝の隙間からの眺めになっていた。

←写真は2006年時の眺め

筑波山のページ(筑波山から見た加波山はパノラマ写真、写真⑭)

登山ルート

🅿駐車場

 15分  10分
木の階段登りきったところ
 15分  10分
加波山三枝祇神社本宮拝殿(山頂直下)
 03分  03分
加波山山頂 加波山三枝祇神社本宮本殿
3等三角点
標高708.8m

ついでに加波山南東の丸山(標高576m)も寄ってみる。

筑波山塊中、加波山と足尾山の間に位置する。加波山の南東に連なる。

駐車場からスグなので、山頂の様子を見に行った。

🅿から車道を横切り風車の方へ。
2基ある風車のうちの高い方に立つ風車に向かって登って行きます。
風車の足元まで来たら、風車敷地のフェンス右側をまわって登って行くと丸山頂です。
🅿から10分くらいで山頂です。
丸山山頂(576m)は細い木々が林立する樹間の中。眺望はその隙間から。
道標も山頂標も立っていないので、味気ない。
基準点?のようなものはありました。

丸山に立つ2基の風車は良いランドマークとなっている。
ウィンド・パワーつくば風力発電所)
南東側から見た加波山と丸山

👉 日帰り登山トップ  山バッジ有りません

👉 加波山の西麓、一合目から登る

筑波山塊
👉雨引山  👉足尾山  👉筑波山  👉宝篋山

👉 帰りに国土地理院「地図と測量の博物館」(つくば市)