こまいぬ 狛犬 komainu

茨城県常陸國ひたちのくにの狛犬

上から、筑波山神社、加波山神社、加波山三枝祇神社、大宝八幡宮、八溝嶺神社、愛宕神社。

番外編として、笠間稲荷神社の狐(キツネ)







   
つくば市の、日本百名山の一つでもある筑波山の中腹にある立派な神社です。拝殿前に居る狛犬で、動きのある狛犬です。奉納年不詳。




筑波山神社拝殿へ向かう参道に居た。
筑波山登山の時には何度も通っているのですが、この狛犬は見過ごしていた。
奉納年は分からず。明治の神仏分離以前は筑波山神社はお寺だったはずだから、明治以降に奉納された狛犬か?







    相棒はいない・・・・・。
筑波山の男体峰頂上にある男体山御本殿の狛犬。通常、狛犬は「阿」形と「吽」形の2体で一対なのですが、もう1体は行方不明。崩れてなくなってしまったのでしょうか?古そうです。横から見るとエイリアンの様です!
年代不詳。ちなみに女体山側には狛犬は居ません。
久しぶりに筑波山に登ってみたら、隅に追いやられていました。





加波山の北側山腹にある加波山神社(加波山中宮または加波山天中宮)拝殿の狛犬。
奉納年不詳。箱根大天狗山神社役員一同奉納とあった。平成年代に神社を修改築した時に奉納された狛犬か?まだ新しい感じです。




加波山東麓にある加波山神社(加波山中宮または加波山天中宮)石岡市(旧八郷町)里宮の狛犬。
こちらの狛犬もまだ新しい感じ。




加波山西麓にある加波山神社(加波山中宮または加波山天中宮)桜川市(旧真壁町)里宮の狛犬。
こちらの狛犬もまた、新しい感じ。
加波山神社は、かつては狛犬が居ない神社だったのかな。







加波山普明神社の里宮。加波山神社の末社で、加波山神社桜川里宮の横にあります。本殿は加波山の東側山腹にひっそりと鎮座。
昭和39年(1964)創建と、歴史は浅い。天狗の頭の骨を御神体としている?












加波山山上部南側にある加波山本宮(加波山三枝祇神社本宮かばさんさえなづみじんじゃほんぐう)拝殿の狛犬。
今まで、加波山にある神社は全部加波山神社だと思っていたが違うらしい。
加波山神社と加波山本宮(扁額には「加波山大神社」と記されている)はそれぞれ別の経営。ややこしい。







加波山本宮(三枝祇神社)の里宮(桜川市)にある神社。
加波山(三枝祇神社)本宮加波山親宮が合祀されている神社です。
鳥居の扁額には、「加波山大神」と書かれています。ややこしいですが、加波山神社とは異なる神社です。

加波山三枝祇神社の里宮には趣きのある狛犬がいっぱいいます。
こちらは鳥居から1組目の狛犬です。昭和58年製。







加波山三枝祇神社里宮の鳥居から2組目の狛犬。
明治31年製。







加波山三枝祇神社里宮の鳥居から3組目の狛犬。
奉納年不詳。







加波山三枝祇神社の里宮の鳥居から4組目の狛犬。
目が青い。苔が毛のように見える。
奉納年不詳。







加波山三枝祇神社の里宮の鳥居から5組目の狛犬。
加波山本宮・親宮合祀殿前にいます。
奉納年不詳。

加波山神社より、こちらの三枝祇神社のほうが古い狛犬がいっぱいいるし、境内も歴史的雰囲気がある。明治の神仏分離で寺から神社になって以降、昭和くらいまでは、こちらの三枝祇神社のほうが活気があったように思える。




雨引山南麓にある雨引千勝神社の狛犬。
縁起の良い名前の神社だ。

狛犬は平成四年奉納





茨城県下妻市、大宝八幡宮。平成三年奉納の青銅製の狛犬。拝殿前に居ます。
両方とも角が無いので獅子かなと思ったが、「平成狛犬」と名付けられていました。別名「撫で狛犬」。御利益を得たいところを撫でると八幡様の御霊験があらたかに授かります。
特徴のある顔・姿で、なんか宇宙人みたい。手をのせている卵を逆さにしたようなものは何だろうと思ってよく見てみたら、「吽」形のほうは地球!そして「阿」形のほうは月だった(クレーターがある)!
ARTだな。でもなんで「阿」(始まり)のほうが月で、「吽」(終わり)のほうが地球なんだ?考えさせる狛犬です。




拝殿の左側にある神社の狛犬。平成18年に奉納されたもの。
愛嬌のある顔です。

(他、大宝八幡宮の参道両脇には、たくさんの狛犬が奉納されていました。)

大宝八幡宮公式ホームページ





茨城県大子町と福島県棚倉町の県境にある
八溝山の頂上にある神社です。
この山には名水百選にも選ばれている
八溝湧水群があります。




笠間市にある愛宕山山頂、愛宕神社の狛犬です。
昭和38年奉納 (『鉄腕アトム』放映開始、ケネディ大統領が暗殺された年)
神社の裏に回ると、露出したホルンフェルスが見られます。

愛宕神社(笠間観光協会公式サイト)

番外編

狛犬ではないのですが・・・

狐も狛犬と同様、眷属です。

お稲荷さんの  きつね

日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社にいろんな顔の狐がいたので・・・。






ニヤと笑う。
東門に居ました。一応、阿吽の形態をとっている。「阿」形のほうは、ニヤッとした笑顔です。そしてたれ目。

嘉永七年(1854)奉納
(日米和親条約締結の年)





うらめし顔
こちらも東門の狐。阿吽になっていません。
綱をくわえている方は、綱の片側が壊れて無くなっているので、この綱が何の綱なのかは不明。子ぎつねがいるほうは、なんか、うらめしそうな顔で少し怖い。
大正元年(1912)奉納





 















こちらも東門の狐。子ぎつねがいます。 明治13年(1880)奉納 





楼門前の参道両側にいた狐。
こちらの狐は、巻物と玉をそれぞれくわえています。
昭和19年(1944)奉納





本殿裏の門のところに居ました。
軽く口が開いているほうの狐に子ぎつねが居ます(前掛けで頭は隠れている)。

狛犬トップページ     笠間稲荷神社公式ホームページ

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