日帰り登山へGO! > 番外編 > 篠山貝塚(縄文海進・奥東京湾の最奥部)

篠山貝塚 しのやまかいづか

縄文時代、海面(海水準)の上昇により関東の内陸まで海が侵入していた(縄文海進・奥東京湾)頃の海岸線そばにある貝塚。縄文時代早期~晩期。
関東平野最奥地の貝塚(奥東京湾最奥部の貝塚)として知られる。

👉 グーグルマップ


渡良瀬遊水地の北エントランス入口付近にある旧谷中村合同慰霊碑の駐車場から土手の上を
北へ進む
と約10分で到着。土手を左に下りたところに篠山貝塚の目印となる説明板が立っているのですが、
分かりにくいので見落とさないように。
この辺り一帯が貝塚の様です。(畑には入らないように!)

篠山貝塚の説明板の下に縄文時代の貝殻が
いっぱい落ちていた!



篠山貝塚は説明板が立っているだけで、他には何も無い。
畑の向こう側(北側約140m))に神社があるのでぐるっと廻って行ってみた。


神社は一軒家風の建物の公民館に「篠山神社」と書かれた額が掛かり鈴が下がっているだけだった。並んで右側に「十一面観世音」と書かれた額と鰐淵もあった。
敷地内には石祠と石灯篭が数基。うち、1基の石灯篭だけ寄進された年が分かる(文政五壬午四月吉日・1822年)。
他、庚申塔?、お坊さんの墓石?らしきものもありました。

神社(公民館)の敷地にある大きなイチョウの木の根本に縄文時代の貝殻がいっぱい!
これらは多分、ヤマトシジミ。
篠山神社〈栃木市藤岡町藤岡2469-1〉

貝塚のそばの土手の上から筑波山塊が広く見渡せる。真東に筑波山
約6,000年前、縄文時代前期、ここまで海が入り込んでいた!
筑波山塊からの日の出の位置が時期によって移動してゆく景色はなかなか良さそう。
ダイヤモンド筑波山はここからだといつ頃見えるのかな?
篠山貝塚付近には、まだ発見されていない縄文人の祭祀場跡があるかも。

縄文海進

奥東京湾最奥部の
篠山貝塚

ちなみに、縄文海進ほどの規模ではないが、平安時代にも海水準の上昇による内陸への海進が起きている(=平安海進)。


場所を移動

旧谷中村合同慰霊碑の駐車場から車で5分くらい。

道の駅 かぞわたらせ 展望デッキがあります。

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空気が澄んでる日は眺望Good!

展望デッキからの眺望 山座同定
パノラマ写真①~⑨はクリックで拡大します

①丹沢山地~富士山

②富士山~雲取山

③雲取山~両神山

④両神山~荒船山

⑤妙義山~浅間山~榛名山

⑥赤城山

⑦袈裟丸山~日光白根山~男体山、三毳山

⑧太平山~晃石山=馬不入山~岩船山    馬不入山、岩船山の辺りが北

⑨筑波山塊と渡良瀬遊水地  東に筑波山 縄文海進の頃の景色もざっくりこんな感じ?
(渡良瀬遊水地の水面を奥東京湾の水面として見てみる)
奥東京湾は浅く静かな海だったという。

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鹿島神宮レイラインのページ   ☞ 氷川神社レイラインのページ


【参考として(外部リンク)】

👉 栃木市渡良瀬遊水地Web(栃木市公式ホームページ)

👉 渡良瀬遊水地(一般財団法人渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団公式ホームページ)

👉 篠山貝塚から出土した縄文式土器(明治大学博物館公式ホームページ)

👉 道の駅かぞわたらせ(公式ホームページ)