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三峰駐車場から霧藻ヶ峰白岩山芋ノ木ドッケを経て雲取山(今回は雲取山荘で一泊)


雲取山 くもとりやま 標高2017.1m  1等三角点
 日本百名山
 東京都最高峰 三峰三山の一つ 関東百名山  地理院地図
芋木ノドッケ  いものきどっけ 標高1946m 東京都で2番目に高い山    地理院地図
白岩山 しろいわやま 標高1921.3m 3等三角点  三峰三山の一つ    地理院地図
霧藻ヶ峰 きりもがみね 標高1523.1m 3等三角点    地理院地図
三峰駐車場から霧藻ヶ峰・白岩山・芋ノ木ドッケを経て雲取山頂まで約5時間20分  三峰駐車場(グーグル地図)
雲取山〔東京都西多摩郡奥多摩町/埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)/山梨県北都留郡丹波山村(たばやまむら)〕秩父多摩甲斐国立公園に属し、山頂は東京都の最高地点。三峯神社の南方約8kmに位置し、三峰神社から雲取山への登山道は、三峰雲取自然研究路とされている(神社から雲取山頂までの道程10.7km)。かつては雲採山とも記され、大雲取山ともいわれた。雲取山北方の白岩山、妙法ヶ岳と合わせて三峰山と呼び、三峯神社との関係が伺える(現在は三峯神社の辺りの山が三峰山と呼ばれる)。かつてこの一帯は熊野修験系の道場であり、雲取山には石権現が祀られ三峯山の奥の院とされていたことが『新編武蔵風土記稿』に見える。山名の由来も、紀州熊野の大雲取山からきていると思われる(他、熊野には小雲取、妙法山がある)。また、『武蔵名勝図会』によれば、雲を手に取ることができるくらい高いということからきた山名としている。山上部は東京・埼玉・山梨の1都2県にまたがるが、山頂の1等三角点2017.1m地点(山上部北側)は東京都と埼玉県の県境で、山梨県を含んだ1都2県の県境は三角点の設置された場所から南に100mほど離れたところになる。多摩川支流の日原川、荒川の支流の大洞川の分水嶺。日本百名山・関東百名山の一つ。
芋木ノドッケ〔東京都西多摩郡奥多摩町/埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)〕芋ノ木ドッケとも呼ばれる。秩父多摩甲斐国立公園に属し、東京都第2位の高さを持つ山。雲取山の北方約2.4kmの三峰山稜上に位置し、東へ長沢山、酉谷山へと続く長沢背稜を分岐する。荒川支流の大血川と大洞川、多摩川支流の日原川の分水嶺。
白岩山〔埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)〕秩父多摩甲斐国立公園に属す。雲取山の北方に延びる三峰山稜上に位置し、雲取山の北方約2.8km、芋ノ木ドッケからは約0.5km北に位置する。雲取山、妙法ヶ岳と合わせて三峰山と呼ばれる。古くは白山権現を祀った小社があったと『新編武蔵風土記稿』は記す。荒川支流の大血川と大洞川の分水嶺。石灰岩の露出していることによる山名。
霧藻ヶ峰〔埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)〕秩父多摩甲斐国立公園に属す。三峰山稜上にあり、三峯神社の南方約3kmに位置する。かつては黒岩山、燕岩と呼ばれていたが、秩父宮殿下・妃殿下が当山に登った際、霧にゆれるサルオガセ(霧藻)を見て霧藻ヶ峰と命名。山頂付近に秩父宮殿下・妃殿下のレリーフ、霧藻ヶ峰休憩所がある。
関越自動車道所沢→国道463→国道299→国道140→道の駅大滝温泉を左手に見ながら通過。そのまま国道140を進むと三峰神社を指し示す道路標識が見えてきます。さらに少し進んで中津川を渡ったところの信号を左折(左右どちらとも国道140ですが、三峰神社への道は左です。三峰神社への案内看板あり。)→三峰神社を指し示す道路標識のある信号に来たら左折(二瀬ダムの東端)。→県道278をず~っと進んでいくと三峰駐車場(広いですが、土日祝祭日など混雑が予想されますので注意/有料¥510/利用時間8時~18時/登山で利用する場合は入口に入って右側の第2駐車場へ)(駐車場の出入口は利用時間外は閉門するときもあるので確認を)秩父市三峰駐車場ホームページ


2017.5.蚯蚓出


三峰駐車場
(赤矢印は車で入ってきたルート)
登山の場合は入口料金所を抜けたら右側の第2駐車場へ。

(登山口へは第2駐車場の奥からも行けます)

駐車場からは雲取山が見えます。
あそこまで直線距離にして約8km、歩いて約10km!

ズームで写真を撮ったら、雲取山荘も写っていた!
山荘の右側に写る丸い光は、何だろう?
山荘付近にある田部重治のレリーフ(下写真㉚)か?
それとも小さな祠(下写真㉛)の銅板屋根の部分か?

駐車場からは、
トイレ付近の階段を
上がっていきます。
(このトイレは最近出来たと思われる新しいトイレ)

(第2駐車場の一番奥からも登山道への道があります)

三峰ビジターセンター前。ここから霧藻ヶ峰まで3.6km。雲取山まで10.5km(道標アリ)
  舗装された道を進んでいくと左側に山中へ入っていく石畳の道が見えてきます。(道標アリ)

神領三峰民家の前を通り過ぎ、
三峰千年の森」へ入る。

(この「三峰千年の森」は
キャノン電子株式会社によって
整備された森だそうです)




「三峰千年の森」を抜けると白い鳥居が見えてきます。
奥宮へと続く参道の一の鳥居です。
雲取山方面もこの鳥居をくぐります。
(鳥居の裏に黄色い登山届箱アリ)


〔雲取山・霧藻ヶ峰・妙法ヶ岳(奥宮)/山道/三峰千年の森/三峰神社〕分岐点

眼下の雲を眺めながら歩くのは気持ちイイ!

道中、ほとんど樹林帯の中なのですが、時おり良い展望。




道中2つ目の鳥居は両部鳥居
奥宮分岐です。
直接、雲取山を目指す場合は
この鳥居はくぐりません。
(一の鳥居からここまで約10分)

(妙法ヶ岳(奥宮)を経てから雲取山に向かう場合は鳥居をくぐる)

両部鳥居から雲取山方面へ約25分で
再び妙法ヶ岳(奥宮)分岐。

妙法ヶ岳を経由してきた場合は
ここに下りてきます。




ベンチが2基あります。その少し先に炭窯跡。     二の鳥居(両部鳥居)からここまで約30分







地蔵峠
〔大陽寺3.4km・大日向4.7km/霧藻ヶ峰0.3km・雲取山7.2km/三峰神社3.5km〕分岐点

ベンチあり。
お地蔵さんの後ろに大正11年製の道標石あり。
炭焼平から約25分

地蔵峠から雲取山へ向かって3分ほど登ったところの道の真ん中に
3等三角点現る!

標高1523.1m  基準点名「桂平」

単なる通過点といった感じの道の真ん中にポツンと三角点があります。
両神山方面は視界を遮る木々も無く、広い展望が得られます!

三角点からもう少し先へ進むとトイレが見えてきます。
  トイレの下を通過。

秩父宮殿下・妃殿下レリーフ
秩父宮殿下のレリーフは昭和29年設立。妃殿下のレリーフは平成12年に追加された。
毎年6月の第1日曜日に、ここで奥秩父の山開きが行われます。


ここを過ぎたところが霧藻ヶ峰山頂。

霧藻ヶ峰山頂!  3等三角点地点(上写真⑫)からココまで4,5分
霧藻ヶ峰休憩所、山頂標、山座同定盤、ベンチ2基があります!(霧藻ヶ峰休憩所は土日祝祭の営業で不定期)
こちらも三角点地点同様、両神山方面の展望が広く、三峰神社のある三峰山、奥宮のある妙法ヶ岳も眼下に望めます!




霧藻ヶ峰休憩所から10分ほど下るとお清平
お経平ともいう。 標高1450m

〔大血川・大陽寺/白岩山・雲取山/霧藻ヶ峰・三峰神社〕分岐点
道標アリ

ここから再び上り道。
前白岩の肩まで約40分。

前白岩の肩 標高1580m
   石灰岩が露出している

前白岩山 標高1776m
  前白岩の肩からココまで約15分




廃屋となった白岩小屋。
中を覗くと、利用されている形跡もあるような、無いような・・・・。何組かの布団が無造作にたたまれて置いてある。いつの布団だろうか。小屋の裏へ回ると展望が良い。
13年前のお正月にココを通過したときは、小屋の中に人がたくさん居た。

前白岩山からココまで約25分








標高1923.1m  3等三角点は登山道横の木々に囲まれた中にあります。 白岩小屋からココまで約25分

「芋ノ木ドッケ」の標が立っていますが、正しくは芋ノ木ドッケと白岩山との鞍部

〔酉谷山・天目山方面/雲取山荘・雲取山/白岩山・三峰神社〕分岐点
道標アリ
芋ノ木ドッケは「酉谷山・天目山」方面へ。芋ノ木ドッケを巻いて直接雲取山を目指す場合は「雲取山荘・雲取山」方面へ。

白岩山からココまで約5分。 次は芋ノ木ドッケ山頂を目指しました。

〔長沢山・酉谷山/雲取山・大ダワ/三峰口・白岩山〕分岐点

上写真㉑からココに至るまで15分ほどですが、原生林の中を進むこのルートは、いたる所で倒木が道をさえぎり、道不明瞭な箇所も所々あるので注意!コンパス・地図は忘れずに。(山頂へ向かって登るときは、まあ大丈夫として、このルートを下るときは、さらに慎重に!)









上写真㉒の分岐から「雲取山・大ダワ」方面へ登ること約1分で芋ノ木ドッケ(芋木ノドッケ)山頂!標高1946m

山頂は狭く、展望も山頂標も三角点も無いのですが、奥多摩や秩父の山からよく見かける山だし、東京都において2番目に高い山でもあるので登ってみました。

(国土地理院の地形図や一般の道路地図には「芋木ノドッケ」と記され、現地の道標には「芋ノ木ドッケ」と記されている。「ノ」の位置が異なる。昔、地図を作る人が聞き間違えたのか?誤記されてそのまま訂正されずに定着してしまったのか?どちらがホントの名称か?芋の木のドッケ?)

山頂から雲取山方面へ少し下りたところに山頂標を兼ねた道標が立っています。

ここから下の巻き道と合流するまでの間の登山道も、不明瞭な箇所があるので注意。急坂なところもあるので滑落にも注意。下りるときは特に!

上写真㉑から続く巻き道に合流。
〔雲取山/白岩を経て三峰神社/長沢背稜・酉谷山・一杯見水]
芋ノ木ドッケ山頂からココまで約15分

(上写真㉑から巻き道を通ってココまで来た場合は約20分)

雲取山へ向かって下る

雲取山へ向かって山稜を下る。
前方には雲取山も見えます。

巻き道との合流地点から大ダワまで約20分






男坂で登るか女坂で登るかの分岐。「雲取山荘・雲取山」と記されている方が女坂。疲れたので女坂で登る。
(山頂からの下山時に男坂を通りました。けっこう急坂です)








大ダワからココまで約25分  水場・テーブル・トイレあり。(トイレは靴を脱いでサンダルに履き替えて使用)
三峰から約10km、雲取山頂まで約0.7km

雲取山荘ホームページ(外部リンク)


山荘前を通り抜け木階段を登ったところに、〔三条の湯・飛龍山〕分岐(雲取山頂を回避し、雲取山西側の山腹を通って三条ダルミに出る巻き道)があるのですが、そちらへ向かう道の前には、「道迷い多発!!通行ご遠慮下さい」の看板が立っています。
よほどのことだろうと思うので、このルートを計画に入れている場合は再考を。

雲取山山頂は、道標の指す「雲取山山頂」方面へ。

〔三条の湯・飛龍山〕分岐のすぐ上に、田部重治のレリーフ。

早朝の三峰駐車場からズームで見えた、朝日を反射する光の正体はこれか?

さらに少し上に、
〔七ツ石・カモ沢・奥多摩〕方面へ通じる巻き道の分岐。その近くに銅板葺屋根の小祠。何の神様を祀っているのかなあ。石権現?

そのまま道標の指し示す「雲取山頂」方面へ進む。

(〔七ツ石・カモ沢・奥多摩〕方面への巻き道は、雲取山東側の山腹を通って雲取山南方にある小雲取山の北側に出ます)。

急登なところもあります。
(特に、地面が濡れている時の下山時など滑りやすいので注意)









標高2017.1m 東京都最高峰と刻まれた大きくて立派な御影石の山頂標。富士山も見えた!
初めて雲取山に登ったときは雪。2度目のときはどんよりした曇り。そして今回3度目にしてやっと山頂から富士山を拝めた!

雲取山山頂
からの
展望!

山座同定

写真クリックで拡大します拡大された写真をクリックするとさらに拡大山座同定
1等三角点地点からの展望   富士山~大菩薩嶺~国師ヶ岳~甲武信ヶ岳

今回はこのあと一旦雲取山荘に戻って一泊。翌日再び雲取山に登って、下山しました。

雲取山頂の様子(山梨県側からのパノラマ展望写真)と下山ルート

登山ルート
行き =5時間20分

三峰駐車場(第二駐車場)℗
↓約15分  
一の鳥居 登山届投入箱  
↓約10分  
二の鳥居両部鳥居  
↓約1時間 途中に炭焼平  
地蔵峠  
↓約10分 途中に3等三角点1523.1m  
霧藻ヶ峰  霧藻ヶ峰休憩所  
↓約10分  
お清平  
↓約1時間20分 途中に前白岩の肩、前白岩山1776m  
白岩小屋(廃屋)  
↓約25分  
白岩山1921.3m  
↓約5分  
芋ノ木ドッケ北側鞍部  
↓約15分  
芋ノ木ドッケ1946m  
↓約35分  
大ダワ  
↓約25分 女坂で登る  
雲取山荘 水場・トイレあり。  
↓約30分  ↑約20分  
雲取山2017.1m  
   ☺

雲取山荘に泊まったら2017年記念(標高2017mだから)のバッジ貰った

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