日帰り登山へGO!>東京都の山>御岳山・奥の院(男具那ノ峰)・日の出山


御岳山 みたけさん 標高929m 武蔵御岳神社
奥の院(男具那ノ峰)おぐなのみね 標高1077m 男具那社 奥の奥院
日の出山 ひのでやま 標高902m 3等三角点  グーグルマップ   地理院地図
御岳山は東京都青梅市 奥の院は青梅市/奥多摩町 日の出山は青梅市/日の出町
御岳山:武蔵御岳山、武州御岳山、金峰山とも呼ばれる。標高929m。御岳山は北方の大塚山(920.2m)、山頂(929m)の御嶽神社、西方の奥ノ院(1077m、別名:男具那ノ峰、または甲篭山かろうやま)を含めた総称をいうが、一般には御岳神社の鎮座する峰を御岳山と呼ぶ。御岳神社は天平年間に僧の行基が大和吉野の金峰山蔵王権現を勧請したと伝えられ、かつては蔵王権現と称し修験の山であった。また、延喜式内社「大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみやしろ)」に比定する説もあり。明治維新の神仏分離に際して御嶽神社となる。建久2(1191)年に畠山重忠が奉納と伝わる「赤糸威大鎧(あかいとおどしのおおよろい)」は国宝、室町期建立とされる旧本殿は国指定重要文化財。古くから山岳信仰の山として知られ、山上には数多くの宿坊がある。山の北東側に御岳登山鉄道のケーブルカーが運行しており、御岳山駅から20~30分で山頂の御嶽神社に行くことができる。また、その道中、山上集落内にある樹齢約1000年という神代欅は国指定天然記念物。一帯は秩父多摩甲斐国立公園に属す。(御岳山から見た日の出山の頂には世界一高いタワー(建造物としては世界第2位)(2017年現在)のスカイツリーが見えます!)。
奥の院:御岳神社の奥の院とする山。標高1077m。御岳山から南西の大岳山へと続く尾根上にある一峰で、日本武尊が山頂に甲冑を埋納したという伝説がある。山頂直下に日本武尊を祀る男具那社(おぐなしゃ)があることから男具那ノ峰(おぐなのみね)とも称される。また、甲籠山(かろうやま)と呼ばれていたこともある。山頂には文化五年(1808)銘記の石祠があり、大天狗・小天狗・櫻坊の三座を祀るという。男具那社を「奥の院」とし、山頂の石祠を「奥の奥院」とする。(『新編武蔵風土記稿』)
日の出山:青梅市・日の出町の西部、JR青梅線御岳駅の南西方約2.6km、御岳山の東方約1.5kmに位置する。御岳山から見ると、日の出の方角にあることが山名の由来。標高902m。山頂に3等三角点。山頂からの眺望が良く、関東平野、特に都心部を広く見渡せる。一帯は秩父多摩甲斐国立公園に属す。
駐車場から御岳山頂(御岳神社)まで徒歩1時間20分(ケーブルカーに乗れば約20分で山頂の神社へ)。御岳神社から日の出山頂マデ40分
新青梅街道、青梅街道5→[青梅市民会館]信号右折、少し進んで[青梅市民会館]信号左折→国道411(青梅街道)→[御岳駅前]信号左折し、橋を渡った先の[御岳橋]信号を右折→奥多摩青梅線45→御岳山への青い道路標識が見えてきて、左側に赤い鳥居が見えてきたら、左折しその鳥居をくぐる。→県道201→ケーブルカー滝本駅に駐車場(有料) 御岳登山鉄道のホームページ(☚最新の営業時間・料金などはこちらで) 駐車場は滝本駅手前にも幾つかあります(若干安い料金)。
ちなみに、電車・バス利用の場合JR青梅線御岳駅(下車)西東京バスの「ケーブル下(滝本駅)行き」に乗車→終点のケーブル下で下車→車道を上がっていくとケーブルカー滝本駅   外部リンク【西東京バス(バスナビ.com)】御岳駅時刻表ケーブル下時刻表   【JR青梅線(JR東日本ウェブサイト)】御岳駅時刻表


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2002.7.温風至 / 2017.2.東風解凍 / 2023.5.蠶起食桑

①御岳登山鉄道滝本駅
(トイレあり)
ひっさしぶりに再訪(前回2002年)
今回(2017年)はケーブルカー利用。
さすがに運賃は値上げしていました。
駐車場¥350/1時間(上限額¥1400/1日)
ケーブルカー片道¥590、往復¥1110 (2017年2月現在)

御岳登山鉄道のホームページ(☚最新の営業時間・料金などはこちらで)

(御岳山駅までケーブルカーだと約6分、歩いて登ると駅付近まで約1時間)

駅を出て御岳神社方面へ。  
御岳山駅(滝本駅から約6分) 駅を出たところは御岳平。広場になっています。
 筑波山方面、都心を見渡せます!スカイツリーも見えます!
 土産屋さん、ベンチ多数、リフト乗り場があります。案内図、道標、トイレあり。 
③道標に従い進むと、御岳山と奥の院(男具那ノ峰)がみえてきます。

道をさらに進んでいくと宿坊が並ぶ通りとなり、その先、お土産屋さんが並ぶ通り(写真⑥)を抜けると神社へと向かう石段の下に出ます(写真⑦)。↓



参道を歩いて登る場合

(ケーブルカーの営業時間前に登る場合)

ケーブルカー滝本駅の駐車場営業時間は7時10分~19時、ケーブルカーの営業時間は7時30分~18時30分(2023年5月現在)

ⓐ滝本駅のすぐ手前にTimesのコインパーキングあります。
タイムズ御岳山(8台)
24時間営業
ケーブルカーの駐車場より少し安い

コインパーキング:タイムズ御岳山(タイムズのホームページ。駐車場検索)

ⓑコインパーキングから車道を上がって行くと1分ほどで禊橋(みそぎばし)。参道入口です。橋を渡り、鳥居(二ノ鳥居)をくぐって山中へ。

道標[JR御岳駅2.8㎞(関東ふれあいの道)/御岳山3.4㎞・日の出山5.3㎞]

Ⓒ禊橋を渡った先の鳥居の横に、大きな杉の木。
杉並木一号大杉」です。
青梅市天然記念物
樹齢 推定 350年(江戸初期)
樹高45m 目通り6.1m
参道は、車が一台通れるくらいの幅の舗装路で、杉並木の参道です。そこそこ急な坂道で、九十九折れ(ジグザグ)に上がって行きます。
山上部の集落、宿坊や旅館、お土産屋さんなどの生活・輸送路ともなっているので、時々軽自動車やバイクが通ります。(関係者以外の自動車やバイクの進入は禁止です)
ⓓ駐車場から1時間ほどで、ケーブルカー御岳山駅からの道に合流。
そばに立っている電柱に「青梅市 御岳山 34」の住所プレート。

道標[御岳山、日の出山/ケーブルカー駅/滝本駅2.8㎞、JR御岳駅5.7㎞]

~この地点から、ケーブルカーに乗ってきた場合と同じ道となります~


御岳山案内図
宿坊や旅館が並ぶ通りに入ると道が入り組んでくるので、道標や案内図を見落とさぬように。道標の指す、御岳山、または御岳神社方面へ。
写真クリックで拡大します。拡大した写真をもう一度クリックするとさらに拡大。
⑤道中に、神代欅じんだいけやき
国天然記念物
樹齢 推定 1000年(平安時代)
樹高30m 目通り8.2m
⑥休憩・食事処の「宝亭本店」横に、日の出山への分岐
道標[日の出山・養沢・五日市/御岳神社・大岳山・ロックガーデン・長尾平/ケーブルカー御岳山駅・大塚山・鳩ノ巣]
(下写真㉔と同所)
⑦石段の下に到着。手水舎があります。
(近くにトイレあり。石段のもう一つ横にある女坂の裏の辺り)
御岳山駅からここまで約15分。

石段を登り、大鳥居、その先の随身門をくぐっていきます。
(山頂・神社拝殿まであと約5分)
⑧石段の途中に長尾平・大岳山方面への分岐
道標[長尾平・大岳山/御岳神社/日の出山・御岳山駅]
(下の写真⑭と同地点)

さらに石段を登っていきます。神社=山頂はもうスグです!
御岳山駅から約20分。
ケーブルカーに乗って来るとあっという間に山頂です!

(禊橋から歩いてくると約1時間20分)

拝殿手前にある、馬に乗る畠山重忠像・宝物殿の下にトイレあり 
⑨石段を上りきると武蔵御嶽神社
武蔵御岳山山頂です!
狛犬(狼)は彫刻家、北村西望の作。すごいな。(狛犬のページ)

⑩振り返ると正面に日の出山
御岳山から見て東=日の出る方角にあるから「日の出山」です
⑪日の出山山頂肩の辺りにニョキッと姿を現すのはスカイツリー!
⑫拝殿の脇を通って奥へ進むと、狼を祀る大口真神社(おおぐちのまかみしゃ)が鎮座しています。
その辺りが御岳山の一番高いところ、標高929m地点です!
山頂!

山頂の神社境内には狛犬(狛狼)がいっぱい!
狛犬のページ参照
⑬大口真神社の先に奥宮遥拝所があります(奥宮=奥の院)。
正面に奥の院(男具那ノ峰)が望めます。
この遥拝所のある場所が、御岳山山頂部の最奥となる。
記念に火打石を購入。

時代劇なんかで、カチカチ火花を散らすのをやってみたかった。
けっこう火花散ります!

このあと奥の院を目指す!一旦、来た道を引き返して石段を下りていきます。

⑭神社(拝殿)正面の石段を下りて行きます。
道標が立っているのでそこを大岳山方面へ右折。
[日の出山・御岳山駅/長尾平・大岳山/御岳神社]

上の写真⑧と同地点です。
※⑭)2017年時は上写真⑭まで石段を下りて行かなくてはならなかった
(←こちらの脇道が閉鎖されていた)のですが、2023年に訪れたときには、そこまで下りなくても、再びこの脇道から長尾平・大岳山方面へ下りられるようになっていました。少しだけ近道です。

長尾平 長尾茶屋
道標[展望台0.3㎞、トイレ80m/七台の滝0.6㎞、上養沢(バス停)4.5㎞/ロックガーデン(岩石園)1.0㎞、大岳山3.9㎞/御岳神社0.4㎞、御岳山駅(ケーブルカー)1.4㎞]
案内図あり。長谷川恒夫の碑がある。
大岳山方面へ。
⑯長尾平から200mほどで天狗岩・ロックガーデンへの分岐。
道標[天狗岩0.8㎞・ロックガーデン(岩石園)0.8㎞/奥の院0.9㎞・大岳山3.7㎞/御岳神社0.9㎞・御岳山駅(ケーブルカー)1.6㎞]
大岳山方面へ100mほど進むと天狗の腰掛け杉。






 

⑰鳥居をくぐって奥の院方面へ。
(奥の院山頂、鍋割山山頂を
通過するルートです)

道標
[大岳山3.6㎞/奥の院0.9㎞を経て、大岳山2.4㎞/御岳神社1.0㎞、御岳山駅(ケーブルカー)1.7㎞]
(奥の院は登らず、直接大岳山を目指す場合は白い矢印のほうへ(巻道))
⑱奥の院へ向かう道中(鳥居をくぐってから20分くらいの所)、ちょっとした崖っぷち、岩場を通る箇所があるので注意。
⑲奥の院山頂直下にある男具那社(おぐなしゃ)。日本武尊を祀る。
奥の院が、男具那ノ峰とも呼ばれる所以の社です。
日本武尊(=男具那)が甲冑を納めたという伝説があり、その場所はこの奥の院=男具那ノ峰山頂らしい。

社の左脇を抜けてもう少し登ると奥の院頂上です!(2017年時)
社の右からも山頂へ行けた。(2023年)
奥の院男具那ノ峰 おぐなのみね)山頂
標高1077m

周囲を木々に囲まれた、横長の山頂には小さな石祠と2級基準点があります。

(御岳山頂から約45分)
㉑山頂西側の端っこに石祠。
東側端っこに二級基準点。

冬だと木々の合間から大岳山が見えます。
昭和46年発行『武蔵野歴史地理』(高橋源一郎著)によると、男具那社が「奥の院」で、ここ山頂の石祠は「奥の奥院」らしい。
昔は銅扉金鎖で、両扉に菊の紋が付いていて、大天狗・小天狗・小桜坊を祀っていたという。
また、日本武尊がこの頂に武具(甲冑?)を埋めたという言い伝えがあることから、甲篭山(かろうやま)という呼び名もあったようです。 (『新編武蔵風土記稿』)

㉒文化五年戊辰年つちのえたつ(1808年)奉納の石祠


















(ちなみに信刕の「刕」は「州」、荒町邑の「邑」は「村」、咊助の「咊」は「和」に同じ)

㉓山頂の中央辺りに面白い形をした木もあります。
このあと、日の出山に寄りました。


奥の院を少し下りた辺りから御岳山・日の出山を望む。
日の出山の奥にはビル群が林立する。
(2006年に訪れたときに木々の合い間から見えたこの景色。今回この景色が見えた場所がどこだったか分からず。木々が生い茂ってもうみえなくなってしまったのかな。2023年)

奥の院からは往路を戻り(御岳神社方面へ)、上写真⑧=⑭地点から石段を下り、随身門・大鳥居を通って(上写真⑦)、おみやげ屋さんが並ぶ通りの突き当りを右折(道標アリ)。↓

㉔おみやげ屋さんが並ぶ通りの突き当り(宝亭本店の横)を右折。
道標[ケーブル御岳山駅/日の出山/御嶽神社]日の出山方面へ。
(上写真⑥と同地点)
㉕日の出山まで2kmです!
㉖集落を離れ、道標に従いどんどん進んでいくと、鳥居が見えてきます。
ここに上養沢バス停への分岐があります(道標アリ)。
さらに少し進むと、金比羅山への分岐もあります(道標アリ)。

日の出山まで0.8km (御岳山から1.5km)
昔(2002年頃)、写真㉕~㉖地点の間にヤギが飼われていたのですが、
さすがに、もう、いなかったなあ~。
㉗日の出山山頂直下。
トイレ・案内図あり。
東雲山荘(しののめさんそう)
日の出山山頂!
標高902m 3等三角点 案内図あり
好展望!
山頂は広く、東屋(あずまや)があり、東側にはベンチも多数。都心を広く見渡せます!
双眼鏡を持っていくと楽しいよ!

道標[三室山・二俣尾駅/三ツ沢・上養沢・金比羅山/御岳山・ケーブル御岳山駅]

奥の院から約1時間10分、御岳山からだと約40分


山頂の西側からは、御岳山・御岳神社が見えます。
西から北西方面の景色
日の出山山頂から東京都心を望む!(望遠)
写真をクリックで拡大拡大された写真をもう一度クリックするとさらに拡大
凄いなあ。ビルだらけ!コンクリートだらけ!東京の人口おおよそ1360万!(2016.5.時点)
東京の人口一極集中!
ちなみに、2017(平成29)年5月で約1371万人、2018年5月で約1382万人、
2019年5月(令和元年)で約1392万人。
ここ最近は、1年で約10万人ずつ東京の人口は増えている。(2022年時点)

👉東京都瑞穂町の瑞穂ビューパーク屋上から見た御岳山一帯(パノラマ画像中央の辺り)

山頂東側の端っこに「大久野村」の境界標。
「おおひさの」ではありません、「おおぐの」と読みます。
大久野(または奥野)という修験者が住んでいたことからの地名と伝わる。が、「男具那(おぐな)」とも読みが近い。日本武尊と何か関係があるのか?
史上の初見は南北朝時代(小名細尾の山祇社鰐口銘に「奉掛武蔵大久野郷神鍔口 至徳三年丙寅三月十日 日奉守吉」1386年)。(「新編武蔵風土記稿」)

大久野村は江戸期~明治初期までは多摩郡小宮領、明治5年(1872)から神奈川県西多摩郡に所属、明治26(1893)年4月からは東亰府西多摩郡へ編入、昭和18年(1943)7月、東亰府は東京都となり、昭和30(1955)年6月、大久野村と平井村が合併、日の出村となり、昭和49(1974)年6月に日の出町となる。

登山ルート
 ・
ケーブルカー滝本駅 
駐車場¥350/1時間(上限額¥1400/1日)
ケーブルカー片道¥590、往復¥1110
 (2017年時)
徒歩(ケーブルカーに乗らないで登った場合)1時間20分
(ケーブルカーに乗った場合=乗車時間約6分
御岳山駅(山頂駅)から御岳山頂まで約20分
御岳山山頂 標高929m(御岳神社
45分
男具那ノ峰山頂 標高1077m(奥の院) 
30分
御岳山
40分↑
日の出山山頂 標高902m

御岳山駅
スタンプ

青梅街道(国道411)沿い日向和田あたりにある「奥多摩釜めし」おいしかった!(2002年)

御岳山。最後に登ったのは多分11年前だったか・・・。月日が経つのはホンット早い!山内の雰囲気は以前とほとんど変わっていない気がしました。時を経ても変わらないというのは、大いに安心感があります。しかし、物価は少々値上げ。駐車場¥1000/日→¥1400/日、ケーブルカー片道¥570→¥590・往復¥1070→¥1110、山バッジは¥370→¥500になっていました。(2017年2月)

2023.5.再訪。初めて御岳山に登った2002年を思い返すと、ホンット老若男女、登山者増えた!神社仏閣の御朱印ブーム・歴史ブームも重なっての賑わいか?日本大安売り中で外国人もかなり多い。この前、浅草に寄ったら外国人の方が多かったのでビックリ!


山と高原地図
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