こまいぬ 狛犬 komainu
栃木県(下野国しもつけのくに・しもつけぬのくに)の狛犬
|
二 荒 山 神 社 本 宮 |
二角獣だ!! 日光東照宮の隣、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)本宮内に居る狛犬。吽形には、なんと、2本の角が!珍しい! 普通、狛犬は拝殿を背にして顔を参道入り口の方に向けているのですが、この狛犬は賽銭箱の奥(拝殿内)に居て、その内奥、神様が祀られている方に顔を向けていた?なんでだろう。ブロンズ製か?鉄製か?とにかく金属製です。 ※那須与一が屋島の戦い(平家物語)で扇の的を射る時に祈念した神の一つ、「日光権現」とはこの二荒山神社の神様です! グーグルマップ |
二 荒 山 神 社 中 宮 祠 |
勇猛果敢 日光男体山(二荒山)の麓にある、二荒山神社中宮祠に居る狛犬。 [左写真上の一対] 大地をしっかりと掴んだ感じの前足が、力強くてイイ。獅子タイプ。神社には七福神も所々に居ました。 昭和四十七年(1972)奉納 [左写真下の一対] この狛犬は神社拝殿の右奥へ入った所にある登拝門(男体山頂奥宮への登拝口にある門)の前に居ます。 背筋をシャンと伸ばし胸を張っていて姿勢が良かった。 礼儀正しい感じの狛犬でした。獅子タイプ。 昭和四十三年(1968)奉納 [参考]二荒山(日光男体山)開山祭り(山開き)は5月5日、閉山祭りは10月25日です。 |
高 龗 神 社 |
「たかおじんじゃ」と読みます。高龗神社の「龗」という漢字、初めて見た漢字です。すごい字です!東武日光線上今市駅近く、日光街道沿いの旧村社です。高淤加美神を祀る。狛犬は明治44年2月吉日建之。 グーグルマップ |
山 之 神 |
おしゃれ~ 那須町の那須岳(日本百名山)の登山道途中に居ます。 手前に鳥居があるのですが、※神社名が記されておらず、たぶん茶臼岳頂上に那須岳神社と書かれた石祠があるので、その狛犬かな?左に「阿」形、右に「吽」形が置かれています。 狛犬像の身体の向きからすると、左右の配置を間違えて置かれているかもしれない。(※2017年に再訪したら鳥居の扁額に「山之神」と記されていました) |
三 斗 小 屋 温 泉 神 社 |
山奥の、歩いてしか行くことの出来ない温泉“三斗小屋温泉”の近くの三斗小屋温泉神社(さんどごやおんせんじんじゃ)への参道石段入口付近に居ます。奉納年不詳 ☞この狛犬がいる場所 |
那 須 温 泉 神 社 |
歴史にも登場する那須温泉神社の狛犬。大正8年(1919)奉納。 那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ) 延喜式神明帳にも記されている歴史の古い神社で、源平合戦「屋島の戦い」で那須与一が矢を射る時に祈願したことで有名。 松尾芭蕉も「奥の細道」をたどる途中、温泉神社に参詣、那須与一奉納の鏑矢などの宝物を拝観、殺生石見物などが曽良の随行日記に載っている。近くに「鹿の湯」、「殺生石」。 那須温泉神社公式ホームページ |
塩 原 八 幡 宮 |
|
↑顔がでかい!ほぼ二頭身の体形だ! 「阿」形の狛犬、ここまで大きく口を開けている狛犬はそう居ません。 (こちらの神社は2組の狛犬が居ます) あごが外れて元に戻らない感じです。昭和十一年奉納 |
塩 原 の 温 泉 神 社 |
「吽」形の狛犬は出っ歯!? 那須塩原の新湯にある温泉神社の狛犬。 神社は「中の湯」の先を進んだ所にある長い階段を上って行くとあります。 「吽」形狛犬には角アリ。「阿」形は苔に覆われ、表情が分かりにくいです。年代不詳。 |
那 須 神 社 |
厚いくちびる くちびるがおばけのQ太郎みたい。 しかも、鼻が、その唇の上にのっかっている! 昭和九年(1934)奉納 |
鷲 子 山 上 神 社 | |||
鷲子山頂、栃木県馬頭町と茨城県常陸大宮市の県境にある鷲子山上神社。 左の1対はその参道両脇に居る狛犬で昭和三十二年と刻まれていました。 右の1対は拝殿の裏に居ました。社殿の横から中を覗いてみるとガラス越しに 発見できます。横顔から察すると正面からの顔はきっと楽しい顔に違いない! 「吽」形の狛犬には角らしき物が見えました。こちらの狛犬は年代分からず。 (山頂の神社拝殿前の、普通なら狛犬が居る場所に一対のフクロウが立っていました。狛ふくろう?) 鷲子山上神社公式ホームページ |
宇 都 宮 二 荒 山 神 社 |
宇都宮市内にある二荒山神社。 日光市の二荒山神社とは読みが違う。 こちらは「ふたあらやま」と読み、日光市の方は「ふたらさん」です。 この狛犬は拝殿の裏、木塀に囲まれた中に居ました。 そんな訳で顔がよく見えません。神社の魔除けが職務の狛犬ですがボールで遊んでいます! 奉納年不詳 たぶん鉄製 宇都宮二荒山神社公式ホームページ |
市 神 社 須 賀 神 社 |
優しい顔 宇都宮二荒山神社内にある神社。 比較的に新しい狛犬で、ウケをねらって作られたとしか思えません。そのねらいは見事適中! 昭和59年奉納 |
雷 神 社 |
宇都宮で見つけた雷神社の狛犬。 「阿」形の狛犬の子供がかわいらしい。ボールに咬みついている。 昭和三十五年奉納 |
村 社 日 枝 神 社 |
「猿の惑星」の猿みたいだ! 宇都宮福岡町にある神社にいた。 写真左の狛犬の牙に見えるものの 正体はミノムシです。両方とも口が 半開きで、下唇が上唇よりも出ている。 奉納年不詳 |
蒲 生 神 社 |
宇都宮にある蒲生神社(がもうじんじゃ)。 林子平、高山彦九郎と共に寛政の三奇人と呼ばれた蒲生君平を祀る神社。 昭和十二年奉納 蒲生神社公式ホームページ |
羽 黒 山 神 社 | |
上河内町(現宇都宮市)の羽黒山(458M)にある神社に居る狛犬。2組居ます。皆、良い顔してます。 [写真左の1組]黒目の部分だけガラス製。「阿」形の方には子狛犬がじゃれています。奉納年不詳 [写真右の1組]こちらは、山道の石段を上りきった所に居る狛犬。だんごっ鼻です!明治三十一年奉納 |
笠 石 神 社 |
笠石神社(那須郡湯津上村)は日本三古碑の一つ 「那須国造碑」(国宝)を祀っている神社です。 その割には小さく、寂しい神社でした。その前に居る狛犬。 奉納年不詳 |
太 平 山 神 社 |
昔の新幹線ひかり号みたいな角だ! 珍しい!こんな角の狛犬初めて見た。 角だけ、後から付け足して補修したような感じなのですが、 吽形のほうの角、後ろに反っている!!Why?? この狛犬、4年前は居なかった気がするのだが。 いったい、どこからっ!? 奉納年不詳 |
太 平 山 神 社 |
こちらは、前回(4年前)訪れたときに居た狛犬。 太平山にある太平山神社(おおひらさんじんじゃ)。 毛並みが丁寧に刻まれている。 向かって左に「阿」、右に「吽」。 奉納年不詳 |
連 祥 院 六 角 堂 |
栃木市の太平山麓にある、お堂。 建物は栃木市の指定文化財にもなっています。 ・年代は苔に覆われていて解読出来ず。 |
古 峯 神 社 |
鹿沼市の古峯神社(ふるみねじんじゃ) 古峰ヶ原(こぶがはら)湿原の麓にあります。 天狗信仰の神社。明治以前は修験道のお寺だったんだろう。 狛犬がいっぱいいました。 こちらの狛犬は昭和四十五年五月𠮷日奉納 石匠 篠原鉄三郎 |
古 峯 神 社 |
昭和七年七月二十七日奉納 |
古 峯 神 社 |
苔の吽形。阿形のほうの頭の上にのってるのは宝珠? 寛政十一年(1799)未未六月吉祥日奉納 |
古 峯 神 社 |
マンガ顔 奉納年不詳 |
古 峯 神 社 |
大正十四年奉納 |
霞 岡 温 泉 神 社 |
那須町の伊王野付近にある神社。伊王野という地名からも、昔この辺りに温泉が出ていたのかな?と思ったら、「イオウ」は「イワウ(医王)」で、薬師如来の別称でもあり、薬師如来を本尊とする寺院やこれを祭った場所が地名になったものらしい。伊王野氏の祖、那須資長がこの地に崇敬する温泉神社を勧請したらしい。 ・嘉永五(1852)年奉納 |
鶏 頂 山 神 社 |
鶏頂山(高原山)の登山口、日塩もみじライン沿いの 赤い鳥居の所に居る狛犬。微妙にかわいい。 昭和十五(1940)年奉納 高原山のページ |
鶏 頂 山 神 社 |
鶏頂山の山頂で発見。小さな石祠の両脇にある石は どうやら壊れてばらばらになった狛犬のようだ。 壊れてから大分たってしまっているのか、 小さなかけらが見当たらず、つなぎ合わせてみる ことは無理のようだ。石祠には安永五年(1776年)と 刻まれている。狛犬も同時期に作られたのか? |
壊 |
足 利 織 姫 神 社 |
足利市、機神山・両崖山の登山口にもなる織姫神社。 機神山の南側中腹にあり、車道沿いの大鳥居から 拝殿前の境内まで229段の長い石段を上るが、 拝殿付近まで車で行くこともできる。 境内からの展望が良いです。眼下に渡良瀬川。 石段を登りきったところに居る狛犬です。 昭和十二年奉納 |
足 利 織 姫 神 社 |
同じく織姫神社の狛犬。こちらは拝殿へ向かう長い石段の中間の辺りに居る狛犬です。 奉納年は不詳だが、石段の上に居る狛犬より少し古そうな感じです。 織姫神社のある機神山のページ |
大 前 神 社 |
大前神社と書いて「おおさきじんじゃ」と読みます。栃木県真岡市にある由緒・歴史のある神社で、本殿・拝殿は国指定重要文化財。県指定文化財も多数。狛犬は石工、渡邉源の作、奉納年は分かりませんでした。たぶん昭和だろう。 大前神社公式ホームページ |
・・・・・・・・