日帰り登山へGO! > 埼玉県の山 > 武甲山 (日本200名山・関東百名山)

武甲山 ぶこうさん(ぶこうざん) 日本二百名山  関東百名山
標高1295.4m 2等三角点  (最高点は1304m)
駐車場から山頂まで約2時間 埼玉県秩父郡横瀬町/秩父市  地図リンク 地理院地図
武光山とも書かれ、嶽山たけやま、向山むこうやま、蔵王山、知々夫ヶ嶽、秩父嶽ともいわれた。山名の由来については、日本武尊が東征の時遠望した形が甲に似ていたと言う説、戦勝祈願に武具・甲冑を奉納したというのがあるが、これらの説は「武甲」という文字からの後付けの説とされる。『秩父風土記』に記される武光(たけみつ)庄というのが武甲山周辺地域を指しており、そのため武光山(たけみつやま)と呼ばれていたのが、いつの頃からか「武光」の「光」が「甲」になったという説、秩父の向うにあるので「向う山(むこうやま)」と呼ばれていたのが時の経過とともに「ぶこうさん」という呼び名に変化したとする説などが有力。古来信仰対象の山で、山頂には蔵王権現、熊野権現、大通竜権現の三社を祀る神仏習合の寺があったが、明治期に三社は合祀され一社になり御嶽神社(みたけじんじゃ)となり、寺は廃された。全山石灰岩よりなる山で、大正時代から石灰岩の採掘が始まり、太平洋戦争を経て敗戦後の高度経済成長期にともない採掘量は増加、山体は著しく変貌した(本来標高は1336mであった)。武甲山表参道は生川(うぶがわ)の一の鳥居の1丁目(登山道入り口)~52丁目(御嶽神社)まで石標が設置されている。石灰岩採石に伴い、昭和50年10月に御嶽神社は山頂から少し下に遷され、現在の山頂には第1、第2展望台が設置されている。県立武甲自然公園に含まれる。日本二百名山・関東百名山の一つ。
神戸の六甲山(ろっこうさん)も「向う山(むこうやま)」に由来するという説があり、古くは秩父同様「武甲山」と記されていたこともあるようです。秩父では向う山(むこうやま)→武光山(むこうやま→武甲山(ぶこうさん)となり、神戸では向う山(むこうやま)→武甲山(むこうやま)・六甲山(むこうやま)→六甲山(ろっこうさん)となった?
関越自動車道鶴ヶ島→国道407→(または関越自動車道川越から国道16、県道で地方道15へ)地方道15→県道299で秩父方面へ道の駅「あしがくぼ」から3km弱で武甲山の案内標識が出てくる。[生川入口]信号を左折→道なりに進む(セメント会社のダンプが多いので注意)→途中、道幅狭い所いくつかアリ→やがて道の右側に武甲山への道標。一の鳥居があります。鳥居の奥に駐車スペース(4,5台)2015年4月に再訪してみたら駐車場が以前より広くきれいに整備されていました。30台近く駐車可。 地図リンク グーグル地図

2001.12./2005./2006.12./2015.4./2020.12.

一の鳥居
駐車場は鳥居の奥の左右にあります。
武甲山への登山口も鳥居の先にあります。

生川(うぶがわ)基点
・標高518m
・山頂部にある御嶽神社表参道の一丁目
(道中所々に○丁目と記された石標=丁石があり、御嶽神社の52丁目まであります)

「壱丁目」と記された石標(=丁石)と狛犬が2対いました。
②2015年、久しぶりに再訪してみたら駐車場・登山口がきれいに整備されていた!
登山届けポスト・登山コースの案内板まで設置されていました。
(以前はこじんまり・鬱蒼としていた。駐車スペースもかなり拡大され30台可だそうだ。)

写真クリックで案内板が拡大されます

登山口から10分ほど登った所。
養魚場?釣り堀?のような所を抜けて行きます。

8丁目で林道と交差しますが、そのまま直進。道標の指す武甲山方面へ。(熊出没の看板あり)

12丁目を過ぎると持山寺跡・シラジクボ方面への分岐があります。(道標あり。武甲山方面へ進む。)


18丁目
 不動ノ滝があり、
 たぶん不動明王なのだろう
 石像が祀られていました。




苔むした岩の上に小さな石祠。イイ感じです。
大正14年奉納と刻まれていました。
(たしか29丁目のあたり)

大杉の広場
  標高1000m地点。
  32丁目の辺りです。
  駐車場から約70分。
  ココから山頂まで約50分。

大杉の広場からさらに登っていくと、途中に「山頂まで一般コース」「山頂まで階段コース」という分岐があったのですが、2015年4月現在、階段コースのほうは登山道崩壊のためか塞がれていました。

左写真は以前のものです。

51丁目
小持山・大持山・浦山口登山道方面と武甲山頂への分岐点。
ここまでくれば、もうすぐ山頂!
もう、御岳神社が目前にあらわれます!

御嶽神社に向かって進む右手に水洗トイレがあり、左手に非難小屋があります。
トイレは冬季(12/1~4/30)や水不足時は閉鎖とのこと。

御嶽神社 52丁目です。
武甲山山頂部。狛犬1対居ます。

神社の左脇を抜けて、もう少しだけ登ると第1展望台があります。
(神社の右脇を抜けていくと、白鳥神剣神社、鐘撞堂、2等三角点を経て第2展望台)
昭和50年(1975)以前は、80mほど上に登った所に御嶽神社はあったそうです。

武甲山山頂!第1展望台
御嶽神社から1,2分で到着です。
山頂標、展望方位盤があります。
柵の下は石灰岩採掘場。
視界の利く日は素晴らしい遠景が望めます!

ここから東へ少し移動すると第2展望台があります。
第1展望台と第2展望台の間にある高いところが武甲山の最高地点標高1304m)なのですが柵がしてあって入れません。

山頂第1展望台からの展望
      写真⑪~⑮はクリックで拡大します。 写真下の山名クリックで、その山のページへ。
山座同定

⑪絶景!西北西に両神山

⑫北西に御荷鉾山浅間山

⑬北北西に榛名子持

⑭北東方面に笠山・堂平山

⑮芝桜を俯瞰!
(この写真2015年
4月のもの)

堂平山アップ!
丸山も。

第1展望台から東へ移動。約1分で第2展望台に着きます。

2等三角点
標高1295.4m
第2展望台から神社へ下りる途中、
第2展望台と鐘撞堂との間に2等三角点があります。
点名「武甲山」
半鐘
「長寿ノ鐘 奉納者 同所 小泉酒造蔵 昭和四十七年十二月八日  八十八歳」と陰刻されています。
武甲山山頂の鐘(半鐘)
鐘の音


【動画】

ここから小持山・大持山・妻坂峠を経て一の鳥居へと戻る場合は大持山のページへ!


登山ルート 行き2時間  帰り1時間 (駐車場から往復)
一の鳥居生川基点約30台分の駐車場。表参道1丁目の丁石。、狼の狛犬2対。登山届ボックスあり。写真①②
40分
不動ノ滝 18丁目 写真
40分
大杉の広場 標高1000m 32丁目 写真
40分
御嶽神社 狼の狛犬1対。52丁目の丁石。 写真
1,2分 (神社に向かって左脇を抜けて行くとスグ!)
武甲山山頂第1展望台(山頂西側) 展望抜群! 写真⑩~⑯
展望台の柵の外は断崖絶壁になっていて、真下は石灰岩の採石場。武甲山はまだまだ削られています。
1分
第2展望台(山頂東側) こちらも展望抜群!筑波山が薄っすらと見えた!都心のビル群も見える!
ここから御嶽神社へ下りる途中にある鐘撞堂との間に2等三角点標高1295.4mがあります。

約1時間20分(来た道を戻る。生川方面または横瀬駅方面へ。)
一の鳥居生川基点) 駐車場
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武甲山のからだの一部である石灰岩。セメントとなってどこかのビルや橋になっているのかな?(2005年)

前回登ったのが2006年12月。冬のすっきりとした山頂からの遠望が目的でした。9年ぶりの今回は、武甲山頂から羊山公園の芝桜を見ようと思っての山行でした。武甲山頂から見ると羊山公園の芝桜の規模はなんとも小さい!やはり、公園で見た方が良いのか?公園で見るとすごいんだろうな。しかし、羊山公園周辺道路はスゴイ渋滞だからなあ。ちなみに今回は小持山・大持山、ついでに武川岳も登ってきました。(2015年4月)

2020.12.再訪。一の鳥居から山頂まで往復。5年前とほとんど変わりなし(一部、以前の登山道が崩れていて、そばに新しい登山道が通っていました)。


武甲山から少し離れますが秩父神社で面白いものを発見した!
(武甲山頂から北約5.5kmのところ。秩父駅そば)

日光東照宮の三猿、「見ざる、言わざる、聞かざる」(考えてみると怖い標語だな)の、全くの逆バージョン!

秩父神社の三猿は「よく見、よく聞き、よく話そう」で、お元気三猿と呼ばれています!(2005年)
さすが知々夫!埼玉県で最も古い地名。父であり夫である。

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